父親との密談4
淡々と話してるだけにしてもピリピリした空気を纏うのはそういう風に仕向けたからってだけなんだけどね……。
父さんさ……。
ガキって言ったの根に持ってもいいかな?
俺はまだ7歳児だし大人からしたらガキかもしれないけどさ……。
息子に向かってガキって言いたくなるくらい煽ったけどさ。
俺が悪いのかな?
はっきり言わないと父さん理解出来ないくらいどっか抜けてんじゃん。
俺からしたら父さんが敬語使えるとか想像出来ないんだけどさ……。
だって父さんどう見ても何かやらかしそうで危ない……。
これ制御できる人が奥さんになってくんないかな……。
俺めんどくさいよ…。
いい歳こいた人に説教とかすんの。
煽り耐性はまだまだだろうなぁ………。
あぁ……。
なんでこんな国にしたんだろうなぁ……。
ってかなんでこんな国に産まれたんだろうな。
重要な話は終わったし口調崩しても問題はないかな……。
「父さんさ……。
俺がでかくなってから説教しなきゃならないとか嫌だからね。」
「説教されるような覚えはないが?」
「それ本気で言ってる?」
「ん?もちろん。」
「はぁぁぁぁぁ。
騎士団員の人達大変だね……。」
「いやいや。
アトラは何を気にしているんだ?」
「いや……。
どっか抜けてるとか言われない?」
「…………。」
「黙るのは肯定してんのと一緒だよ。」
「相変わらず痛いところをついてくるなと思ってな……。」
「なんでこの人辺境守ってんの!?
よく騎士団長とかできてるな!?
領地運営とか騎士団長に向いてないとか無かったわけ!?」
「そんなに不思議がる事もないだろう?
俺一人が頑張ったって意味は無いからな。」
「……この抜けてる感じ妹が引き継いでたら可愛いけど!
それとこれとは別だろう!」
「何を悶える必要があるんだ?」
「もう……。
父さんのその性格というかちょっと抜けてるところ女性なら守ってあげたい!とかなるかもしれないけど男だとそうはならないだろう!」
「ませがきにでもなるつもりか?」
「違う!
話の論点ずらすな!」
「違うのか……。」
「どうしてたまにポンコツになるんだよ!
もう……やだ……疲れる。」
「そこまで酷くは無いはずだぞ。」
「どこが!?」
「酷いのか?」
「無自覚なのが逆にやだ……。
もしかして父さんってさ……。
無自覚のタラシとか言われた事ない?」
「なんだそれは!?」
「自覚なく女性でも男性でも惚れさせる事。」
「あぁ……。
無いとは言えないかもしれない……。」
「言われたことあんのかよ……。
なんでこんな人が父さんなわけ……。」
「子は親も選べないし親も子を選べないから仕方ないとしか言えないな。」
「はぁぁぁぁぁ。
妹が今居なくて逆に良かったとすら思えるかも……。」
「辛辣だな……。
しかし勝手に話を終わらせられても困るんだけどな……。」
「終わってなかった?」
「終わってない。」




