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父親との密談2

「事実だとしても言われる方はきついんだぞ。」


「分かってて言ってます。」


「だから可愛くないと言ってるんだ!」


「それで保護できますか?」


「するしかないだろうな……。

とても優秀な人材を無闇に失う訳にはいかないだろう。」


「それならそれで助かりますよ。

それと他国は忌み子説と愛し子説知ってる可能性はありますか?」


「………知ってるな。

他国には双子もそれ以上の子供も産まれてると聞いている。」


「過去が原因でこっちの国には産まれなくなったんですかね……。」


「そうだろうな……。

なんせ忌み子説を無くしたのは他国から嫁いできた王妃だからな。

陛下は俺が話した話を知ってるかもな……。」


「4歳の時に聞いた話ですか……。

俺や父さんみたいに全貌は知らないでしょうね……。

忌み嫌われたって事くらいとそれを無くすために産まれてくる愛し子ってのは知ってそうですけど……。」


「きっとな……。

そうなってくると陛下と王妃にはますます会わなきゃいけなくなるな……。」


「心底嫌そうですね。

俺達の為に腹決めて頑張ってください。」


「とっくに決まってる。

だが実行するのはまた別問題だ。

俺の負担が軽くなる所がどんどんのしかかってきやがる。」


「俺がまだ子供で思うように動けないんで我慢してください。

その代わり案はちゃんと出しますし対策もバッチリしてあげますよ。」


「頼もしい息子だな。

お前が10歳だったならば5年後の成人する為の研修として仕事を手伝って貰えたのにな……。」


「あれぇ?

俺今でも打開策とか出してるんですけど?

それだけじゃ足りないって聞こえるのは気の所為ですか?」


「足りないな。」


「素直に開き直りますね。」


「騎士団としての仕事の他に領地運営と貴族としての付き合いまである。

俺1人に対してやる事が多すぎる。

それに今は使用人の見直しと洗い出しも加わったり謁見まで……。」


「使用人の見直しと洗い出しは父さん以外に振りましたけど……。

最終的には父さんがやらなきゃダメですね……。

謁見はおいおいでいいかと……。

結局の所妹がいない状態でしたら混乱を引き起こします。」


「そうだよなぁ……。

国を救う愛し子が蔑ろにされて他国に今は居ますなんてなった日には……考えたくもないな。」


「使用人を入れ替えるタイミングでいいでしょう。

タイミングは妹の安全が確保出来てからです。」


「分かっている。

無計画に動いて危険に晒されたら元もこうもないからな。」


「もちろんです。

今後も密会は必要でしょうね……。」


「それもそうだな……。

俺の予定はばぁやに教えとくようにしとく。

緊急以外は問題は無さそうだろうからな。」


「魔物ですか……。」


「あぁ……。

最近は遠出する事もあるんだけどな……。」


「なんで辺境に優秀な人材を置いておくのか俺には理解出来ませんよ。」


「国には国の騎士団が存在する。

向こうは魔物の為の兵ではないからな。

魔物相手ってなると辺境の騎士団を頼るしかないんだろう。」


「厄介ですね……。

それで話を戻しても?」


「あぁ……。」

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