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召喚されたタピオカミルクティー大好き女子高生

私の名前は、冠城栞かぶらぎ しおり

17歳。


ここはどこ?

私は一角獣ユニコーンの背に揺られている。


何?ゲームの世界?


さっきまで親友のユッコと、

タピオカミルクティーを飲んでたのに。


白昼夢?

意味分かんない。


学校終わりに、ゲーセンでプリクラ取って、

カラオケして、それからタピオカミルクティー

を飲んでたら眠くなって。


目が覚めたら空飛んでるの。

どゆこと?


ユニコーンは並走してる。

変なオッサンが私を見てニコニコしてる。


キモー。何?


え?何か言ってる。


は?!


『お前は今日から聖騎士ハサンだ』

だって。


馬鹿じゃないの?

聖騎士って何?

破産?ハサン?


よくわかんなーい。


ともかく降ろしてよ。


つねっても夢は覚めない。


周りは小麦畑が見渡す限り広がっている。

風車が、見える。

スイスとかオランダみたいな風景。


地球なの?


あ、人がいる。

ん?


え?!


鼻が長っ!やば!


天狗だ!


でも妖怪の天狗とは違うみたい。


髪が緑でサラサラ。

鼻以外は人間と一緒みたい。

でも、何なの?怖い……。


栞は恐怖した。


ここは日本でも地球でもない。

完全に、知らない世界なのだと

実感したからである。


オッサンの、名前は『ルビク』。

何でも高名な賢者パティーンの一番弟子なんだとさ。


誰だよ、パティーンってよ。


どうやら、この世界はマーラと言うみたい。

魂の世界なんだと。


でも、約二百年前から魔王が現れて聖騎士と長年闘っているんだって。


ん?でも何で私が聖騎士?


私は選ばれたんだって。

カブラギと言う名前の異世界人は

聖騎士となるべく召喚されるんだって。


なんで?

オッサンも知らないって。


何でも昔からそういう決まりみたい。


ほんで、オッサン(ルビク)が

私をこのマーラに召喚したんだって。


は?何勝手なことしてんの?


今度シャイニーズの、

ピカルゲンジのコンサートあったのに!


バカじゃん、このおっさん。


私は胸ぐら掴んだよ、

おい!早く返せよ!元の世界に!

ってね。


そしたら、あの木人形デク

『魔王を倒せたらな』と言うんだよ、

腹立つ〜!!


付きあってられるかよ!


私は木人形と反対の方向に進んだのよ。

そしたら、土の中からイモムシの化け物が出てきたのよ。


「ゴロリだ。姉ちゃん三鈷剣さんこけんを使え!」


あの木人形が、ゴツい剣を投げてきたのよ。


受け取れるわきゃねーだろ!

バカ!歯ね(シネ)!


物凄いスピードで飛んでくる『その剣』は、

私の目の前に来ると減速して、

不思議と私の手に引き寄せられるかのように

手に収まった。


不思議と力が湧いてくるその剣は

私が手にした瞬間青白い光を帯び始めた。

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