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推理のジャンルを選びましたが、主人公が推理をするのかは分かりません。謎だらけな世界なのはそうなのですが…。
頑張ってみますので楽しんでいただけたら幸いです。
世界が日に日に色褪せていく。
『昨日、市内にある公園の遊具で色が一部失くなっているものが発見されました。先月から確認されている色の消失はこれで市内だけで27件目になります。全国で相次ぐこの問題に政府も総力を上げて調査していますが、未だ、原因と解決策は見つかっていません。政府はこの問題にーー………』
ベランダに居ても聞こえてくるニュース。
内容は誰もが気にする話題。
失色症。
それが世間を騒がせているものの呼び名。
いつから始まったのか、気付けば至る場所がそれに侵されていた。
その人物は一人で景色を眺めていた。
遠くまで見渡せる景色は素晴らしいもののはずだったが、今は所々に変な空間がある。
そこは何かがあった場所。
失色症は記憶に影響を齎す。
色を失ったものは記憶から徐々に抜け落ちていく。
時間が経てば経つほど、思い出しにくくなる。
失色症を初めて見つけたのは だった。
彼は覚えている。
それは肌寒い冬の日のことだった。
部屋にあるノートがパラパラと風に捲られ開かれた。
お暇な時にお付き合いください。
読んでいただきありがとうございます。




