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2月9日 漫画の日
ー救われた。
大袈裟ではなく本心からそう思っている。
苦しい時も悲しい時も傍らにあったのは漫画だった。
何もない部屋に漫画だけがあった。
暑かったり、寒かったり、お腹がすいていてどうしようもない時でもそこに漫画だけはあった。
漫画を読むと少しだけ心が軽くなる様な気がした。
家からも出られずに無力な自分を覆い隠すように、漫画をむさぼり読んでいた。
読んだからと言って現実が変わるわけではない。それでも心だけが救われているばよかった。
あの地獄の様な日々を乗り越えて俺は漫画家となっていた。
今度は俺が救う番だ。
そう思うと力が入る。
何日起きていても力が湧いてきた。
自ら跳び込んだ地獄はまた別の味がした。




