1月2日 初夢
家系的に代々スピリチュアル的な何かにハマるらしい。
私もその呪いに逆らうことが出来ずにあらゆる宗教にハマってきた。
そんな私が最後にたどり着いたのが夢占いだった。
ネイティブ・アメリカンやフロイトや現代の夢占いまであらゆるものを統合して、自分なりに夢を解析し独自の夢占いを作った。
更に明晰夢まではいかないものの、ほとんどの確率で吉夢を見れる方法も編み出した。
やり方は古風なやり方だ
七福神が乗った宝船の絵に、
『なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな』
と書いた絵を枕の下に忍び込ませる。
それで上手くいくはずだった。
しかし待っていたのが、想像以上の悪夢。
出てくるものすべてがアイテムが今後の失敗を意味するもので、夢のストーリーも最悪だった。
しかも、よりによって1月2日の初夢という一年の中でも最も重要な意味を持つ夢だ。
その年は最悪になるはずだった。
そう思っていたのが去年の初夢。
しかし、結果としては去年は最高の年だった。昇進に結婚。何一つとして失敗はなかったが、本当はもっとうまくいくはずだったのかもしれない。
そう、夢占いが言っていた。
今年の初夢は吉夢だった。
今から今年が楽しみだ。