7話 暴徒と化した上級生を秒・殺!弱い弱すぎる、ってか?
クラスメイトへの復讐を果たし、廊下に出た俺達はとんでもないものに遭遇した。
「うおおおおおおおおおお!!テロリストどもをぶち殺せえええええええ!!」
あれはーー上級生の集団か?
50人くらいが手に手にモップや三角定規を携えて窓ガラスを割りながらこちらに向かってくる。あんなんでテロリストを殺すとかできるわけないだろ。
中学生かな?中学生だったわ。
「やめなさい君たち!!」
「うおおおおうおおおおお!オレたちは英雄になるんだああああああ!!」
「ぎゃあああああ!!」
止めようとした先生が窓から落ちて死んだ。南無。
恐怖で頭がイカれたか?まるで暴徒だ。
「つーか、全部の教室を占拠したんじゃ無かったっけ?」
「仕方ねえだろ初めての場所なんだから。それにこういう時のためにてめえが居るんだろ、白神?」
やれやれ、人任せかよジャック。
「あの2年も奴等の仲間か!?どっちでもいい邪魔だぶち殺せえええええええええ!!」
どうやら上級生達は俺の事も容赦なく殺す気らしい。なら例え殺しちまっても、正当防衛だよな。
「コレ使えよ。脳汁ドバドバだぜ」
そう言って渡されたマシンガンを俺は突っ返す。
「待てよ銃は使わねえ。これは命をかけた対等な勝負だぜ?」
「50対1でようやく対等か。確かにな」
俺は階段まで上級生を誘い込む事にした。
「ほーらこっちだ先輩」
「死ねや2年せええええええええええ!!」
階段にぎっしりと先輩方。ちなみに俺の手には消火器。
「軽々しく死ねとか言うなよな、先輩。だって死ぬのはお前らなんだから」
ブシュー!!先頭の集団に消化器を噴射!
上級生達は階段を転がり落ちていき、無様に潰れた。瞬殺だ。
「弱い弱過ぎる。これでよく叛逆しようなんて気になったな?馬鹿なこと考えずに部屋で大人しく受験勉強でもしてればよかったものを」
「うぐ、うう……」
お?上の方の連中はまだ息があるじゃん。
「クラスメイトがクッションになって助かったのか。お陰で下の奴らは死んだわけだけどな。仲間を殺して生き残った感想はどうっすか先輩方?」
「あああああああああああああ!!殺す殺すコロスコロスコロス!!!」
ひと塊になって蠢く様はまるで巨大な虫。無様だな先輩方。怒りと痛みで顔が真っ赤だ。
「……ジャック、やっぱさっきのマシンガン貸して」
「ん?勝負じゃなかったのか?」
「決着はついた。俺の勝ちだ。コイツらはもう、死ぬ直前の蝉みたいなもんだ」
「くくっ、違いねえ!ほらよ、大切に扱えよ!」
「ダンケシェーン」
俺はヴェルディの『怒りの日』を口ずさみながら、上級生に向けてマシンガンを構えブッ放していく。
そうだ、踊り狂え。泣き叫べ。それが俺を慰める鎮魂歌となる。
さながら俺は指揮者のようだ。振るうのは指揮棒じゃなくて撃鉄だがな。
「白神、無抵抗の相手を殺すのはつまらんだろ?」
「くだらねえ。どっちも同じ『殺し』だ」
最期の肉片が動かなくなるまで銃を撃ち尽くす。
空しい。まったく無駄な時間を食ったな。
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