3話 入隊テスト?だが殺してしまっても構わないんだろう?…ってか?
俺はクラスメイトを捨て、テロリストの仲間になった。すぐさまぶーぶーとブーイングが起こるが、リーダー格のテロリストが騒いでた馬鹿女をひとり撃ち殺すと再び心地よい静寂が訪れる。
ちなみに撃ち殺された女生徒は中嶋という。クラスでは人気者の女子だった。
バレンタインデーにはクラスメイト全員にチョコレートを配ってたっけ。俺だけもらえなかったけど。
ちなみにその事について俺はまったく気にはしていなかったけどな。別にチョコそんなに好きじゃないし、手作りなんてなにが入っているかわかったもんじゃない。仮に貰えても食べなかっただろう。
そもそもバレンタインというイベント自体が企業戦略に踊らされる日本人の幼稚さの象徴みたいなもんだ。2月14日はバレンタイン伯爵が銃殺された日だ。そんな日をお祝いにしようなんて意味がわからない。
バレンタインデーだなんてうかれてチョコを配ってるビッチには銃弾がお似合いだよ。こりゃバレンタイン伯爵の呪いだな。もう二度とチョコが食べられないねえ。
ざまあw
「まずは入隊テストだ。てめえの覚悟を見せてもらうぜ」
「覚悟だあ?」
「ククッ、なあに簡単なことさ」
俺の目の前に先生が引き摺って来られる。ご丁に左右から羽交い締めだ。
そして俺には、鋭利なサバイバルナイフが差し出された。
ん〜なんか嫌な予感がしますねえ。
「これでコイツを殺せ」
「なっ、なんだって!?そんな、そんなーー」
「ククッ、ブルッちまったかあ?」
「そんな簡単な事でいいのかよ?」
俺はサバイバルナイフをひったくると、呆気に取られるテロリスト達を尻目に、先生の正面にしゃがみ込む。
「先生、俺へのイジメを見て見ぬふりしてくれましたよね」
「あ……あうあうあ……」
「見えない眼なら……無くなっても構わないよなあああああああああ!!!」
「ひいいいい!ごめんなさい!ごめんなさい!!」
「ごめんで済むならお前は要らねえんだよ!!!」
グサっ。左眼をひと突きし、眼球を抉り取る。
「あぎゃあああああああああ!!!」
「俺最近三國志のゲームにハマってるんだよ。夏侯惇の刑だ。この目玉喰ったら命は助けてやるよ」
「ひいいいい!!!」
先生の口に眼玉を押し込むと、オエッと吐き出した。根性ねえな。
「つまんねえ。もう殺すか」
「頼む、助けてくれ……い、命だけは……」
「先生、俺も言いましたよ?助けてって、何度もね。先生は助けてくれましたか?」
「こ、これからは心を入れ替える!約束する!だから!!」
「『助けてくれたか?』って聞いてんだよこっちはよ。赤ちゃんかよ?日本語の勉強からやり直せやあああああああああ!!!」
ドシュ!!
先生だったものは、物言わぬ真っ赤な噴水になった。
「頸動脈を横一文字か、クールじゃねえか」
「あまり苦しませたくなかったんでな」
「初めての殺人は大人でもブルッちまうってのによ。見ろよこの綺麗な傷口を」
「サイコパスかよ」
「くくっ……素質充分だ!テメエは今から俺達の仲間だ!!」
「そうか。だが勘違いするなよ?俺とお前らは対等だ。この学校を出た後も協力する保証はないぜ」
俺は念押ししておく。こんなイカれた連中と生涯の仲間なんてごめんだからな。
「好きにしな。てめえのコードネームはーー白神だ」
「武装集団にしちゃ洒落てるじゃねえか」
「ちなみに俺はジャック・ザ・リッパーだ。よろしくな」
握手を求められたが鬱陶しかったので払い除けた。スポーツ選手気分かよ、ジャック。
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