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新生活


目が覚めた。

脇にはタマネギが転がっ…俺の嫁が寝ている。

朝チュンである。

昨日は初夜だったが、アリスのお腹にはすでに子供がいるため何もしなかったけどね。


俺達の結婚が決まったことで、昨日の夜は豪華な料理でのパーティだった。

久々だよ、あんなに厚い肉は、旨かったな…

パピー同士で酒を泥酔するまで飲んでいたので、今日はおそらく死んでいるだろうと思う。

俺? 俺は1杯だけ付き合いで飲んだだけだ。だってアリスが飲めないからね。その後は遠慮したのだった。


横を見るとアリスも目が覚めたらしく目が合った。


「あ、あな、あな、あなた、おはよう。」


どうやら、あなたって言葉を言うのが恥ずかしいみたいだ。


「アリス、言いにくかったら今まで通りロットでもいいよ?」


「嫌よ! 私達夫婦になったのよ? これまでとは違うんだから。」


何か拘りがあるみたいだ。


「そっか、急いでないから、その内言えると良いね。」


「うん、頑張る…」


「さて、今日はみんな疲れてるだろうし、仕事も休みかな?」


「ねぇロット…じゃなかった、あ、あなた。」


「何?」


「私達、ここに住んだら駄目だよね?」


「そうだなぁ、結婚して世帯が変わったんだし、マズイよなぁ…」


「だったら私達の家を造らない?」


「家か…良いかもしれないな。」


何かデジャブな気がするが、まあいい。


「でも、家ってどうやって造るのかしら?」


「多分造るのは問題無いと思うよ。」


前世で作ったからな。


「問題は木材なんだけど、勝手に森で切って良いのかな?」


「お父様に聞いてみたら良いんじゃない?」


「そうだな、そうするか。」


死にかけたパピーに聞いてみた所、森の木については切っても問題ないとのことだった。

なら、木を切るのは前世で一杯やったし、問題無いだろう。

問題は木材の運搬か…


「なぁ、アリスはどんな家が良い?」


「私、ロットじゃなくて、あなたの子供を沢山生むわ! だから子供部屋が多い家が欲しいかな。」


何処かで聞いたような…はて?


「よし、まかせろ!」


「よっ、パパ、最高~」


「ははははつ。」


結局木材については、パピーとアリスパピーと俺の3人で運ぶことになった。

畑仕事も有るから1日1本が限度だが、いつ完成することやら…


お家を造ることになりました。

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