新生活
目が覚めた。
脇にはジャガイモが転がっ…俺の嫁が寝ている。
朝チュンである。
若いって良いね、若い女の体ってだけで体はしっかりと反応して戦闘状態になった。
だから、止まらずにやることはやっちゃったよ。
俺の嫁だ、反省はしていない。
アリサは見た目はちょっと思うところが無いこともないが、性格は悪くないし、俺のことをシッカリと立ててくれてる、いい嫁だと思う。
俺も色々と割り切ったことだし、これからは二人三脚で頑張っていこうと思う。
「あなた、おはようございます。」
「うん、アリサ、おはよう。」
あなたって言葉の響が良いなぁ~
前世を含めて生まれて初めて言われたけど、ちょっと感動した。
「今日はどうされますか?」
「そうだなぁ、基本木こりの仕事をしなくちゃならないけど、夫婦になったんだし、ここにいつまでも居るのもアレだよな。」
「それでしたら、家を建ててみては如何でしょうか?」
「家? 家ってそんなに簡単に作れるもんなの?」
「はい、この家くらいなら何とかなりますよ。」
「そっか、なら時間を見ながら家を作るか。」
「はい。頑張りましょう。」
「アリサはどんな家が良い?」
「そうですね、生活する場所は必要として、子供が沢山欲しいので、子供部屋が多いと嬉しいです。」
アリサが頬を染めて恥ずかしそうに答えた。
「そうか、パパ頑張っちゃうぞ~!!」
「もう、あなたったら。」
「ははははっ。」
それから俺は木こりの仕事に加え、家の制作にと頑張るのでっあった。
・・・・
それから3ヶ月後、とうとう俺の家が完成した。
え? 完成まで早すぎるって? まぁ、丸太を重ねて作るログハウスだからなぁ。
主な作業は木を切る作業だったし、水道やら下水とかそんなものも無いし、多分こんなもんだろうと思う。
多分、キッチリ下地を作って水平とってとかやったら、こんな期間で完成なんかしないだろうしな。
本音を言えば、風呂を作ったり、水洗トイレを作ったりしてみたかったが、知識もスキルもないのにねぇ?
新しい家に次いで、新しく馬車とロバも購入した。
まぁ買えたのは、生活に余裕が出来たのと、結婚のお祝いも有ったからだが。
でも、これで完全に親とは別の世帯になったってことだ。
パピーと仕事場は一緒だが、これからはお互い別に稼がなくてはならなくなった。
で、家が新しく出来、馬車も増え、さらに一つ変わったことが有る。
なんと、アリサが妊娠したみたいだ。
まぁ、夜にやることもなくて、毎日のようにしてたら出来ない訳が無いよね(汗)
これで名実ともに親になる訳だ、頑張らないとな。
子供が出来ました。




