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すれ違う気持ちは、本当は繋がっている!

作者: 七瀬



僕の名前は 『財前 隼人』

幼稚園からずっと大好きな女の子がいるんだ。


彼女の名前は 『新井 香奈美』


僕はずっとずっと香奈美ちゃんの事が好きなんだよ!


だから、香奈美ちゃんにも僕の気持ちを伝えている、、、!


『僕ね! 香奈美ちゃんの事が大好きだ!』

『ありがとう! 隼人クン。』




香奈美ちゃんが僕に言った【ありがとう!】の意味がよく分からない、、、?


それって、、、? 


僕の気持ちを受け止めてくれたって事なのかな、、、?

もし、そうじゃなかったとしても、、、。

僕は、いつまでも香奈美ちゃんの事が大好きだから、、、!



小学三年生の時に、僕はもう1度香奈美ちゃんに告白した、、、!



『香奈美ちゃん! 僕ね、香奈美ちゃんの事が好きだよ!』

『・・・・・・うん! ありがとう!』



また香奈美ちゃんは僕に、【ありがとう!】って言った、、、!

ありがとうってどういう意味なの、、、?


まあ~嫌われている訳じゃないと、僕は軽い気持ちで受け止めていた、、、!

きっと、香奈美ちゃんも僕の事が好きなんだと、、、。

そう思っていたんだ、、、!



でも中学生になったら、、、?

香奈美ちゃんに、告白しいる男子を見て、、、!

僕も焦った! だから、また告白する事に決めたんだ、、、!


『ねえねえ? 香奈美ちゃん! 僕は香奈美ちゃんの事が本当に好きなんだ!』

『隼人クン! 私の事、ずっと好きでいてくれてるんだね! ありがとう!』



・・・・・・また、【ありがとう!】


僕はどうしたらいいんだ、、、?

モヤモヤしているのに直接、香奈美ちゃんに聞けない、、、!!!


香奈美ちゃんに決定的な事を言われるのが怖いんだ、、、!

もし、、、?


『隼人クンの事、好きじゃないの!』とか言われたら、、、?

僕はもう立ち直れない!!!



でも、香奈美ちゃんも男子からその時【告白】されているのに、、、。

誰とも付き合っていないのが救いだった、、、!!!



でも高校生になって、、、!

僕が恐れていた事が起きた、、、!?


香奈美ちゃんと付き合う男が現れたんだ!!!

香奈美ちゃんと付き合った男の名前は 『沖田 宏樹』1つ上のバスケ部の

先輩だった、、、! 


香奈美ちゃんは、バスケ部のマネージャーをしている。

下校の時は、いつも二人仲良く帰っているところを僕は見ていた、、、!



僕は帰宅部で、2人が一緒にいるところを遠くから見ているだけ、、、!

なんて! 僕は情けないんだ、、、!!!



何度も何度も、僕は香奈美ちゃんの事を忘れようと思ったのだけど、、、?

どうしても、出来なかった、、、!!!



・・・だから僕はやってはいけない事をしてしまった、、、!?


僕ね?自殺しちゃったんだ、、、!

僕の住んでいるマンションの14階から飛び降りてしまった、、、!


最後の僕の手紙は、、、?

香奈美ちゃん宛に残して置いた、、、。



僕のお通夜の日に、、、。

香奈美ちゃんが来た時に、僕の母親が香奈美ちゃんに僕が最後に書いた

手紙を香奈美ちゃんに渡してくれた、、、!


『あのう、、、? 貴女が香奈美さんですか?』

『・・・・・・あぁ、はい!』

『隼人が貴女宛に残した手紙です! 受け取ってください!』

『・・・・・・えぇ!? 隼人クンが、、、!?』

『よっぽど隼人! 貴女の事が好きだったのね、、、!』

『・・・・・・』




私は隼人クンのお母さんから、隼人クンが私に最後に書いてくれた

手紙を受け取った...。


家に帰って、手紙を読んでみると、、、?


私の事がどれだけ好きだったかを、手紙に10枚も書いてくれていた!

それと最後に、こう書かれていた、、、!


『僕が、香奈美ちゃんに告白した時に香奈美ちゃんは、【ありがとう!】

って言ってくれたけど、、、? あれはどういう意味だったの、、、?』


私も、、、隼人クンの事が好きだよって意味だったのに、、、!


だけど、、、?

隼人クンは好きだと言ってくれるのに、【付き合いたい!】とは言ってくれな

かったから、、、。


私は仕方がなく、部活の先輩と付き合いだした、、、!

遠くで、隼人クンが私たちの事を見ていたのも知っていた...。


なんで! もっと早く私に付き合ってほしいって言わなかったのよ!


そしたら、、、?

隼人クン、、、死ななくても済んだのに、、、。


本当は私と隼人クンは、すれ違っているようで本当はずっと繋がっていた!

こうなって想うのは、、、【両想い】だったって事。


『私も、ずっとずっと隼人クンの事が大好きだったよ!』





最後までお読みいただきありがとうございます。

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