すれ違う気持ちは、本当は繋がっている!
僕の名前は 『財前 隼人』
幼稚園からずっと大好きな女の子がいるんだ。
彼女の名前は 『新井 香奈美』
僕はずっとずっと香奈美ちゃんの事が好きなんだよ!
だから、香奈美ちゃんにも僕の気持ちを伝えている、、、!
『僕ね! 香奈美ちゃんの事が大好きだ!』
『ありがとう! 隼人クン。』
▼
香奈美ちゃんが僕に言った【ありがとう!】の意味がよく分からない、、、?
それって、、、?
僕の気持ちを受け止めてくれたって事なのかな、、、?
もし、そうじゃなかったとしても、、、。
僕は、いつまでも香奈美ちゃんの事が大好きだから、、、!
小学三年生の時に、僕はもう1度香奈美ちゃんに告白した、、、!
『香奈美ちゃん! 僕ね、香奈美ちゃんの事が好きだよ!』
『・・・・・・うん! ありがとう!』
また香奈美ちゃんは僕に、【ありがとう!】って言った、、、!
ありがとうってどういう意味なの、、、?
まあ~嫌われている訳じゃないと、僕は軽い気持ちで受け止めていた、、、!
きっと、香奈美ちゃんも僕の事が好きなんだと、、、。
そう思っていたんだ、、、!
▽
でも中学生になったら、、、?
香奈美ちゃんに、告白しいる男子を見て、、、!
僕も焦った! だから、また告白する事に決めたんだ、、、!
『ねえねえ? 香奈美ちゃん! 僕は香奈美ちゃんの事が本当に好きなんだ!』
『隼人クン! 私の事、ずっと好きでいてくれてるんだね! ありがとう!』
・・・・・・また、【ありがとう!】
僕はどうしたらいいんだ、、、?
モヤモヤしているのに直接、香奈美ちゃんに聞けない、、、!!!
香奈美ちゃんに決定的な事を言われるのが怖いんだ、、、!
もし、、、?
『隼人クンの事、好きじゃないの!』とか言われたら、、、?
僕はもう立ち直れない!!!
でも、香奈美ちゃんも男子からその時【告白】されているのに、、、。
誰とも付き合っていないのが救いだった、、、!!!
▼
でも高校生になって、、、!
僕が恐れていた事が起きた、、、!?
香奈美ちゃんと付き合う男が現れたんだ!!!
香奈美ちゃんと付き合った男の名前は 『沖田 宏樹』1つ上のバスケ部の
先輩だった、、、!
香奈美ちゃんは、バスケ部のマネージャーをしている。
下校の時は、いつも二人仲良く帰っているところを僕は見ていた、、、!
僕は帰宅部で、2人が一緒にいるところを遠くから見ているだけ、、、!
なんて! 僕は情けないんだ、、、!!!
何度も何度も、僕は香奈美ちゃんの事を忘れようと思ったのだけど、、、?
どうしても、出来なかった、、、!!!
・・・だから僕はやってはいけない事をしてしまった、、、!?
僕ね?自殺しちゃったんだ、、、!
僕の住んでいるマンションの14階から飛び降りてしまった、、、!
最後の僕の手紙は、、、?
香奈美ちゃん宛に残して置いた、、、。
▽
僕のお通夜の日に、、、。
香奈美ちゃんが来た時に、僕の母親が香奈美ちゃんに僕が最後に書いた
手紙を香奈美ちゃんに渡してくれた、、、!
『あのう、、、? 貴女が香奈美さんですか?』
『・・・・・・あぁ、はい!』
『隼人が貴女宛に残した手紙です! 受け取ってください!』
『・・・・・・えぇ!? 隼人クンが、、、!?』
『よっぽど隼人! 貴女の事が好きだったのね、、、!』
『・・・・・・』
*
私は隼人クンのお母さんから、隼人クンが私に最後に書いてくれた
手紙を受け取った...。
家に帰って、手紙を読んでみると、、、?
私の事がどれだけ好きだったかを、手紙に10枚も書いてくれていた!
それと最後に、こう書かれていた、、、!
『僕が、香奈美ちゃんに告白した時に香奈美ちゃんは、【ありがとう!】
って言ってくれたけど、、、? あれはどういう意味だったの、、、?』
私も、、、隼人クンの事が好きだよって意味だったのに、、、!
だけど、、、?
隼人クンは好きだと言ってくれるのに、【付き合いたい!】とは言ってくれな
かったから、、、。
私は仕方がなく、部活の先輩と付き合いだした、、、!
遠くで、隼人クンが私たちの事を見ていたのも知っていた...。
なんで! もっと早く私に付き合ってほしいって言わなかったのよ!
そしたら、、、?
隼人クン、、、死ななくても済んだのに、、、。
本当は私と隼人クンは、すれ違っているようで本当はずっと繋がっていた!
こうなって想うのは、、、【両想い】だったって事。
『私も、ずっとずっと隼人クンの事が大好きだったよ!』
最後までお読みいただきありがとうございます。