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伊達の天下

転生してから1年が経った。伊達家の嫡男は良いね。乳母は美女で乳を吸えるし、俺付きの美少女の女中が居て、何でもしてくれるんだぜ。まさに天国。父上、マジで感謝します。


さて、そんな話は置いといて今後の方針について行こう。俺はこの1年で、決めた事がある。それは、伊達で天下を取る。誰に何と言われようが天下を取る。秀吉の小田原討伐までに東日本を平定すれば行けるだろうか。分からない。分からないが何と無く、いける気がするんだ、伊達天下。前世の記憶を辿ってみたが、転生者にはチート能力がある小説が大体だった様な気がする。俺にはどんなチートがあるんだろうか。


「梵天丸!、梵天丸!」


母上の声がする。母上は基本的に遅起きだ。なのに何故こんな早くに?


「梵天丸⁉︎大事ないですか⁉︎朝からずっと動かないと聞きましたよ⁉︎」


「あうぅー。」


「…?大事ないのですかね?彩(俺の乳母の名前)良く乳を飲ませて元気に育てて下さいね。」


「御方様、ご心配なく。この通り、梵天丸様は元気に成長なさっております。」


「そうですね。彩もまだ十六ですから、無理はしないようにね。」


「ありがとうございます。無理はしないよう気をつけます。」


…良く考えたら朝からずっと考え事をしていた。これからは気をつけねば。毎回母上にとんで来られるようではたまったもんじゃないしね。


「梵天丸様、乳をお飲みになりますか?」


「あうー。さや、ちちぃ」


「うふふ。梵天丸様は本当に乳が好きでいらっしゃいますね。」


当たり前だ。彩の胸はおよそEカップの巨乳だ。素晴らしい!俺が元服したら側室にしたいぐらいだ。早く大きくなりたいなぁ。絶対家督を継いだら大奥を作ってやる。それまでは彩と女中達が俺のプチ大奥だな。今でも偶に女中達には遊んでもらってるしね。


彩は片倉家の女だ。史実では片倉家の他の30近い女性が乳母だったらしいが、俺が片倉に遊びに行った時に彩(16)を見つけてずっと遊んで居たので父上が決めてくれたらしい。父上、マジで感謝します。

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