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彼岸花の咲く頃に

作者: ゆかり

今日は晴天だ。


川沿いに転々と咲く彼岸花が不気味な程美しく咲いていた。


特にその行動に意味は無い。


だが、気が付くと自分はその花を引っこ抜いていた。


そして、花びらをすべてむしる。


それから、川の中に投げ捨てた。



何をしているのだろう?


わからない。


だけど、そうした。



今日はとても気分がイイなぁ。



空を見上げる。


おや、雨が降りそうではないか。


大慌てで家へ向かう。



その努力むなしく、雨は降りだす。


土砂降りの雨だ。



なんだか楽しくなってきた。



その場でくるくると踊りだす。



もっと、もっと降れ。


もっと、もっと花を散らせ!



すべてを無に返せ!!



くるりくるり


ぐるりぐるり


めぐるめぐる


輪廻が回る



地球が回る


世界が回る


わたしが回る


僕も回ろう




そして


    ちりと  

  

       なろうぞ

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