そのななじゅうななです。
後日。
私と夏実さんはいつもの喫茶店で向かい合って座ってました。
「……それで結局、告白は出来なかったって事ー?」
コーヒーにミルクを混ぜながら、にっこりと微笑む夏実さん。
……しかし、私を見るその目は一つたりとも笑ってはいませんでした。
私は視線をそらしながら、とりあえず言い訳じみた事を口にしてみました。
「いえ、何と言うか……あの雰囲気で告白というのもどうかと思いまして」
「あれー? 自分の気持ちが分かったんじゃなかったのー? わたしに向けて言ったありがとうはなんだったのかなー?」
「うぅっ……すいませんでした」
これでは言い訳のしようもありません。
私は素直に夏実さんに謝りました。
すると、ため息を深くつきました。
「いい、ふわちゃんー? こうなった以上、これからは夜切君にガンガンアピールしていかなくちゃならないんだよー?」
「ガンガンって……そんな急に言われても……」
第一、何をすればいいんですか? 私、全然、想像がつきませんよ。
「もうっ! 恥ずかしがってる場合じゃないよー! さっさとキスでも何でもして、イチャラブするんだよー! そして、リア充を爆発させるんだよー! っていうか、して下さいお願いーっ!」
「夏実さん!? 言語が意味不明ですよ!?」
そ、そそそそれに、き、きききキスってっ……!
夏実さんは何を言ってるんですか、もうっ!
「わ、私はただ、夜切君と付き合えたらいいなと思っているだけで……」
「そんなの嘘だよーっ! ふわちゃんだって、夜切君とラブラブしたいって少しくらいは思ってるでしょー?」
「それは……!」
確かに思ってないといえば嘘になりますが、てすが……!
「あわよくば、セッ『自主規制』したいって思ってるんでしょー!?」
「夏実さんっ、ここは店中ですよっ!?」
本当、久しぶりにギャグパート。
え? 隠しきれてない?
はい、わざとです。




