表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/139

そのろくじゅうごです。

 復活!

 瞼を開くと、白い天井が目に映りました。


 体中が痛い……。

 そこで私はようやく自分が事故で怪我を負った事を思い出しました。

 やけに重い身体をゆっくりと起こすと、目の前にいたお兄ちゃんとばっちりと視線が合いました。

「……」

「……」

 先に動いたのはお兄ちゃんの方でした。

 私の方に向かって来るなり、飛び込むように抱きついてきました。

「よかった……! 本当によかった……!」

「ちょ、ちょっと、お兄ちゃん……! 痛いですよっ」

 お兄ちゃんは感極まっているようで、涙を流したまま、私から離れてくれませんでした。

 しょうがないですね……。

 私は諦めると、両腕をお兄ちゃんの背中の回してやりました。

「事故現場でふわが血だらけでいるところを見て、足下が崩れていくような感覚がしたんだ……このままふわが死んでしまったらどうしようって、医者に問題ないって言われてからもそればかり考えてた……!」

「……でも、私はこうして生きてます」

「うん……! 生きてた……!」

「迷惑かけてごめんなさい、お兄ちゃん」

「本当だよ……! 心配したんだからね……!」

「本当に……ごめんなさい」

 嗚咽を漏らすお兄ちゃんに何故だか私まで涙を流しました。



 多分、きっとこれは……私が生きてる証拠なんでしょうね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ