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そのよんじゅうはちです。

「うーん……」


 自分の机に並べられた三枚のテスト用紙を見て、私は唸りました。


 現国88点。

 数学Ⅰ53点。

 コミュ英79点。


 現国と英語は兎も角、やはり数学のこの点数が痛いですね……。

 数学の分はまだ文系科目で挽回出来るからいいのですが……問題は夜切君がどのくらいの点数を取っているかです。

 見た限り、夜切君は数学が得意そうなので、文系の私とは逆の理系でしょう。

 なので、夜切君はきっと理系科目の点数は高いはずです。ですが、逆に文系科目は点数が低いんじゃないでしょうか?

 人との会話が苦手な夜切君です。数学は出来たとしても、心情表現やそういったものを読み取る国語が得意とは思いません。

 と、なれば勝負はこちらのものです。

 文系科目は全部で5科目。

 つまり夜切君は5科目、苦手な教科があるというわけです。

 対して、私の苦手は数学の二教科だけです。

 夜切君がいくら理系科目で点数を取ろうと、苦手科目の差で私が勝つのは明確でしょう。

「ふふふ……」

 勝った時の約束で夜切君にどんな事をさせようかと想像していると、不意に私の前に夜切君が現れました。

「あ、夜切君。負けた時の準備はもう済んでいるん……で?」

 私の言葉はこれ以上続きませんでした。

 それは夜切君が突き出したテストの点数が目に入ったからです。


 現国94点

 数学Ⅰ99点

 コミュ英85点


「そ、そんな……まさか……!?」

 茫然とする私に夜切君がにんまりと口元を吊り上げました。


「……ナース服、楽しみにしている」

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