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そのよんじゅうです。
あの後、秋扇さんから夜切君の話をたくさん聞く事が出来ました。
秋扇さんも学校での夜切君の様子を聞いて、嬉しそうにしていました。
あの調子だと秋扇さんはきっと、夜切君の保護者的な立場なんでしょうね。
「中々面白い話が聞けたねー」
「そうですね」
こうして、夜切君の話を聞くと、私達は夜切君について知らない事が色々あると思い知らされます。
特に秋扇さんが『家族』と公言した事については気になるので後で本人に詳しく聞かないといけませんね。
いえ、気になるというのは、あくまでクラスメートとして、夜切君の友人としての話であって……。
って、私は誰に言い訳をしているんでしょうか?
「……」
夜切君の事については正直、未だによく分かりません。
パンツを覗いたり、胸やお尻を触ってきたり、セクハラばかりする夜切君。
ですが、その裏では友達がいなく孤独で、困っている人や動物を放っては置けない夜切君。
夜切君は本当はどんな人なんでしょう?
夜切君は何を考えているんでしょうか?
何より私は……。
……私はどうして夜切君についてそんなに知りたいんでしょうか?




