表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/139

そのさんじゅうきゅうです。

 場所を変え、私達がやって来たのは駅前近くの喫茶店。

 店内は中々お洒落な雰囲気で、店員も可愛らしいです。

 ……今度、蓮さんをここに誘ってみましょうか。


「ここは儂のお気に入りでの。よく夕とはお茶をしに来てるのじゃよ」

 席の向かい側に座るのは温かい緑茶を啜る秋扇さん。

 ちなみに私は紅茶を、夏実さんはココアをそれぞれ手に取っていました。

「はぁ……それで、夜切君についての話とは? 何かそれは重要な事だったりするんでしょうか?」

「まぁ、落ち着くのじゃ。さっきも言ったじゃろう? そう身構える必要はない、と」

「……」

 何でしょう、この人は。

 何て言えばいいんでしょうか……ペースが乱れる?

「儂は夕の級友をこの目で見てみたかっただけなんじゃよ。……あやつには、今まで友達どころか話し相手すらいなかったからのぅ」

「と、友達がいないー?」

 秋扇さんの言葉に驚きを現したのは夏実さん。

 私は夜切君からその事を聞いていたので、もう驚くような事はありませんでしたが。

「夕の両親は夕が小さい頃に死んでしまっていてのぅ。他にも色々と事情があって……そのせいであやつはずっとやきぐされていたんじゃよ」

「そ、そんな事が夜切君にー……」

 事情? 前にも夜切君が言ってたような気がしますが、それって一体何なんでしょうか?

 夏実さんが恐る恐る尋ねました。

「じゃあ、セクハラしてたのもそういう理由からー?」

「いや、それはあやつの純粋な趣味じゃ」

「趣味ー!?」



 ……何か私だけ真剣に考え事をしているのが馬鹿らしくなりました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ