そのにじゅうろくです。
オチは……。
「告白じゃなかったー?」
「ええ。どうやら私を部活に勧誘したかったようです」
校舎裏で待っていたら、いきなり集団で迫ってきたものですから、本当に驚きました……。
「何の部活だったんだ?」
「バスケ部です」
「あー、女バスはソフトボール部以上に部員が少ないからねー。何としてでも転校生を入部させようと躍起になってるんじゃないかなー?」
「謝り倒して、何とか逃げられたんですが……簡単に諦めそうにはない感じでした」
「それはある意味ストーカーより質が悪いな」
「まったくです……」
あちらには全く悪意はありませんからね。
これはちょっと困ってしまいます。
「だけどー……ふわちゃんが運動が苦手だって女バスにも伝わっていいはずなのに、どうしてふわちゃんをそこまでして入部させようとしてるんだろうねー?」
「単にその情報が伝わってなかったのでは?」
偶々、女バスに一年生がいなかったからその事を知らなかったんじゃないでしょうか。
「んー、ふわちゃんの可愛さ目当てとかー?」
「マスコットキャラクターとして部室に置いておきたかったのかもな」
「二人共、それは何かおかしいです」
「マスコットキャラクターかー……あるかもね」
「夏実さん?」
話がおかしな方向に向かってます。
二人は一体何を言ってるんですか。
「いやー、ふわちゃんってどことなくぬいぐるみっぽさがあるからー」
「ぬいぐるみっぽさって何ですか? わけが分かりませんよ」
「実際、綿々をぬいぐるみ化すれば今より人気が出るんじゃないか?」
「一家に一台、ふわちゃん人形! ってー? 売れるかもねー?」
「よし。早速、生産しよう。商売になる」
「しませんよ」
ふわちゃん人形は一個、500円だそうです。(税抜き)




