表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/139

そのにじゅうさんです。

「なんだ、そういう事かー」


 事情を説明すると、ケラケラと笑いだす夏実さん。

 わ、笑い事なんですか?

「ふわちゃんって、モテるんだねー」

「モテ……? え?」

 どういう意味なんでしょう。

 どうして私がモテ……なんて話を?

「その手紙、ラブレターだよー」

「ラブッ……! ええっ!?」

 とても驚きました。それはそうです。貰った手紙の字は明らかに女の子で、しかも私なんかに……。

「ラブレター、ですか……?」

「うんー。呼び出しにしては随分と可愛過ぎる便箋だとは思わないー?」

「で、ですが、これを書いた人は……」

「女の子だろうね、名前は書いてないみたいだけどー」

「……ちょっと、ちょっと待って下さい。あの……女の子から私にラブレターはおかしくないでしょうか? 普通に宛先を間違えてしまったとか」

 そうです。これはきっと、何かの間違いです。そうでなければこんな事……私が女の子からラブレターを貰うなんて事、あるわけがありません。

「ここに『綿々 ふわさんへ』って書いてあるよー?」

「…………」

 間違い……だと良かったんですが。

「でも、分かるよー。ふわちゃん、クラスで大人気だもんねー。男の子は勿論、女の子からもー。そっか、一週間で既にラブレターが来るようになったんだー……」

「理解が……理解が追いつきません」

「ふわちゃん、頼まれてた事を卒なく終わらせるからねー。それで世話好きだし、愛想もよくて、外人とのハーフっていうんだからそれはモテるよねー」

 人生の中で一度もラブレターを貰った事は疎か、モテた記憶がなかった私が初ラブレターを……女の子から。

「夏実さん……私はどうすればいいんでしょうか?」

「わたしが決める事じゃないと思うけどー……ふわちゃんの好きにするのが一番だよー。付き合うのもアリだし、断るのも自由だよー?」

「付き合う……あの、女の子同士でですか?」

「百合って奴だねー」

 夏実さんは何故か笑顔でグーサインを作りました。

 いや、どうしてそんな笑顔を浮かべられるんですか。

 その時、どうしてそんな所にいたのか、裏のロッカーの中から夜切君が飛び出して来ました。



「……話は全て聞かせてもらった」

「アレ、どうしましょうか?」

「通報すればいいんじゃないかなー?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ