そのにじゅうにです。
あれから一週間が経ちました。
慣れない学校生活も、ようやく馴染んできました。
友達はたくさん出来ましたし、クラスメートの皆さんとの仲も良好です。中でも夏実さんとの仲はかなり良くなったと思います。未だ、ソフトボール部への勧誘が続いているのですが、どうしましょうか……。
夜切君は……相変わらずです。
クラスメートの皆さんには勿論、今日は私のお尻を触ってきたので、制裁にと二本の指で目潰しをしました。
あれくらいではすぐに復活するでしょう。
「綿々さん、ちょっといいかな?」
「はい、何でしょう?」
そういえば、クラスで慣れてきたのもあってか、最近、物をよく頼まれるようになりました。
しかし……前の学校でもそうだったんですが、クラスメートの皆さんはどうして私によく視線を送ってくるのでしょうか。
授業中もそうなのですが、学校にいると、視線をよく感じます。それも決まって女子からなのですが、中には熱を帯びたような……そんな視線すら感じるのです。
これはどういう事でしょう……皆さん、私の白髪が珍しいから見ているだけなんでしょうか。
……はっ。こ、これはまさか、イジメというものでは?
それなら今日の朝、靴箱に女の子が書いたと思われる『放課後、校舎裏に来て下さい』なんて呼び出しの手紙も説明がつきます。
きっとあれはクラスメートの女子の皆さんの誰かからで、私を人気の無い所でボコボコにするつもりなんでしょう。
「ひっ……!」
そう考えると急に怖くなってきました。
どどどどど、どうすれば……?
ボコられるのも嫌ですが、校舎裏に行かないのも危険です。夜道で襲われかねません。
私は慌てて、目についた夏実さんに抱きつきます。
「な、夏実さんっ」
「ふわちゃんー? どうしたのー?」
「私、ここから帰ってきたら羊さんの着ぐるみを一度、着てみようと思うんですが……」
「突如にして、どうして死亡フラグなんて立てたのー?」




