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番外編 そのじゅうきゅう。

 遠くから見ても状況は最悪だった。


「ふむ……先程感じた邪悪な気配はあやつのものじゃったか」

「ふわちゃんのお兄さんと出くわしちゃうなんてー……」

 ソフトクリームを買いに行った夜切君が遭遇したのはまさかのふわちゃんのお兄さん。

 それだけならまだ良かったんだけどー……。

「まさかふわちゃんまで来ちゃうとはねー」

「この状況、修羅場というやつじゃな」

「いや、ちょっと違うような気もしますけどー……」

 絵図等だけ見ればそうなんだけどねー。

 ふわちゃんのお兄さんが夜切君に黒いオーラを放ってるところとか。

 ……でも、本当にどうなるんだろうこれー?

「おっ。夕の奴が動い──いや、逃げたっ! あやつ、全速力でダッシュし始めた!」

「ふわちゃんのお兄ちゃんもそれを追う! って、速くないふわちゃんのお兄さんー!?」

 夜切も相当速いはずなのに、たちまちの内に追いついてるしー……あのままじゃ夜切君が捕まっちゃうのも時間の問題だねー。

 夜切君とお兄さんはそのまま目の届かないところまで消えてしまった。

 ……その場にはふわちゃんだけが残される。

 ふわちゃんは当然の如く呆然と立ち尽くしていた。

「……ど、どうします秋扇さんー?」

「むぅ……このままじゃ折角のデートが台無しになってしまう。あやつらを追いかけて夕の奴を助けるとしよう」

「で、出来るんですかー?」

 何せ相手はあのお兄さんだ。

 正直、あの人を前に立ってられるかも出来るかどうか分からないんだけどー。

「何、別に戦うわけでもない。儂等が説得すればいい話のこと」

「説得……あのお兄さんをー?」

「やるしかないじゃろう。出来なかったら……夕が死ぬぞ?」

 どうして遊園地に来て、友人が生死の淵に立たされているんだろうー?



「ゆくぞ。夕の命は儂等の手にかかっているのじゃ」


 こうしてわたし達は夜切君を助けにお兄さんの説得に向うのだったー。




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