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そのひゃくよんです。

「夜切君、覚悟は出来てます?」

「落ち着け綿々。……俺が悪かった」


 『見せられないよ!』な出来事の後、私は自分でも分かるくらい怖い表情で夜切君に詰め寄りました。

「まったく……ニートー君の何が気に入らなかったんですか?」

「色々あるが……存在?」

「全否定ですね」

 存在が気に入らないって……もうそれで気に入らないところをあげるには十分過ぎますよ。

「……でも、いくらニートー君に仕返ししたかったからって私まで巻き込むことはないじゃないですかっ」

「……それは反省している」

「本当ですか?」

「……本当だ。せめてやるなら綿々の目のつかないトイレ裏とかに連れ込むべきだった」

「ニートー君を虐めたことも反省して下さいっ」

「だが断る」

「夜切君ーーっ!」

 本当にもう……夜切君は……!

 深く溜息をついた後、私はふと近くにあったソフトクリーム店が目につきました。

 ……そうです。折角、遊びに来ているんですし、少しくらい意地悪しても構わないですよね。

 ちょっとした悪巧みを思いついた私はそのまま実行に移すのでした。

「夜切君。本当に反省してるんですか?」

「何回も言わせるな。……している」

「いいえっ、意地悪ばかりする夜切君のことはもう信用出来ませんっ」

「……どうすればいいというんだ?」

 かかりましたっ。

 私は心の中でほくそ笑みました。

「じゃあ、あのソフトクリーム店でソフトクリームを買ってきて下さい。それで許してあげます」

「……分かった」

 言うなり、夜切君はソフトクリーム店へと走って行きました。

 ……まさか、ここまで目論見通りにいくなんて。ちょっと夜切君には悪いですけど、アイスを奢ってもらうくらいの我が儘はいいですよね? 折角……。


「二人きりで……遊びに……」


 ……。

 二人きり。

 遊園地で。

 夜切君と。



「……ど、どうしましょうっ。い、いいい今更緊張してきたんですがっ!?」

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