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番外編 そのじゅういち。

「さぁ、こうなった以上、蓮さんにもその恋愛経験というのを話してもらいますよ」

「くっ……あんた、後で覚えていなさいよ……!」


 上手くいったとばかりにニタついているふわを突き飛ばしたくなる。

 この恨みは絶対に忘れないわ……!

 思いながら、あたし・・・は仕方ないと溜め息を一つついてから語り始める事にした。


「……あたしが小学二年生の頃の話よ──」



 ※※



『わたし、れんちゃんの事きらーい』

『わたしもー。れんちゃんって嫌な感じがするよねー』

『そうそう。偉そうで、感じが悪いしー』


 二年生になって、クラス替えがあった。

 その事から数日後、あたしが教室で耳にするのは大抵があたしに向けられた、クラスメートの悪口だった。

 どうしてこうなったのかは分からない。

 あたしが皆に対して何か気に触る事をしてしまったのだろう。

 そうでもなければ、こんな事になるはずがない。

 上履きに石が詰められていたり、机に落書きされていたり、体操着がなくなっていたり……。


 そんな事が、あたしに対するイジメが起こるはずがない。


 友達はいなかった。

 やさしいお母さんやお父さんには話せなかった。

 どういうわけだか、先生は見てみぬふりをしているみたいだった。

 学校には、あたしの居場所はなかった。

 でも、あたしは平気だった。

「♪♪♪〜」

 あたしはいつものように、机にあったチョークで書かれた落書きを消すと、鼻息交じりで教室を出て行く。

 出る直前、舌打ちのようなものが聞こえたけれど、無視した。

 悪いけど、あんなものに関わってる暇はないのよね。

 だって今日はあいつに会えるんだもの。

 あんまりにも楽しみで、思わず足取りがスキップへと変わった。

 今日は本当に楽しみね!



 スキップするあたしの行き先は勿論、いつもの河原だった。

 部活動見学から一転、ツンデ蓮さんの過去編に突入。

 しばらく続きます。

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