第7話 クエスト達成
初めての収入! これでヒモじゃないぞ!
森を出て村へ向かって歩く。
もうすぐ村に着くが、南の森へ行ってから帰って来るまでで、感覚的に3時間ぐらい経ったのだろうか?
まあ初級クエスト3つならこれぐらいの時間だろうな。
これからどうするかな~?
なんて事を考えながら、レッドスライムを斬っていく。もはや戦闘とは言えない、あまりにもレベルが違いすぎるのだ。
村の見える所まで、何の問題も無く到着した。
「レイ分離できるか?」
「はい」
剣が赤く輝き、レイが俺の前に現れた。
前回のように疲れた感じは見受けられない。
「レイ 大丈夫か? 疲れたとかは無いか?」
「はい! このぐらいの時間なら全然大丈夫です! ご主人様に気を使って頂いたみたいで、ほとんど力を使う事は無かったです!」
「そうなの? 普通に剣を振っていただけなんだけど?」
「そうです! えっと、ご主人様の技が凄いのです。剣を振る時に全く無駄がありません。しかも、敵の急所に的確に命中するので、力を込める事無く敵を斬れます」
「なるほど・・・」
知らない内にスキル効果が出ていたようだ。多分『急所攻撃』だろう。その名の通りで敵の急所を攻撃してダメージを増加するスキルだ。あとは、『剣聖』かな? 全ての剣技をマスターした事になっているのだから、俺の剣の腕は凄く強いのだろう。全く実感が無いがな・・・。
「よし! クエストも達成したし、ギルドに行って報酬を貰うか!」
「はい!」
俺の剣の腕が凄いって事が分かったので、元気よくギルドへ向かう。
ギルドの受付に行って、クエスト達成を告げるとギルドカードの提出を促される。
カードを提出すると、受付の女性がカードを機械に入れる。そして、出てきた紙を見て依頼書と照らし合わせている。
「え~と、レッドスライム 27匹、ミニトレント 11匹、 ドラゴンもどき 5匹ですね」
「多分そうですね」
ドラゴンもどきは確かに5匹だが、他のモンスターの数など覚えていない。
カードに書いてあるのだったらそうなのだろう。討伐依頼数を超えていたら、何匹倒しても同じだからな。
「ではFランククエスト3つの完了です。報酬として『レッドスライム討伐 500M』『ミニトレント討伐 800M』『ドラゴンもどき討伐 1000M』です。合計して『2300M』になります。あと、今Fランククエストで『スライムの粘液 5個納品』がありますが、もし納品できるなら一緒に達成処理をしますがどうでしょうか?」
「じゃあ 納品します」
俺がレッドスライムを沢山倒したのを見て、聞いてきたのだろう。なかなか気が利く女性だ。
袋から粘液を5個取り出して、カウンターに置いた。
受付の女性が確認をして、クエスト完了の処理をしていた。
「はい。クエスト完了ですね。『粘液の納品 700M』になりますので、合計で『3000M』となります」
俺は1000Mコイン3枚とギルドカードを受け取って袋に入れた。
「あと今回Fランククエストを4つ達成しましたので、アキラさんは『Fランク』に昇格しましたので、カードを確認しておいてください。それではお疲れ様でした」
ああ、そういえば自分のランクより高い依頼を4つ達成すると昇格するシステムだったな。俺は課金の力ですぐに強くなって、ゲームを初めてちょっとしたらSランクだったので忘れていた。
袋からカードを取り出して見ると、確かにFランクになっていた。
ギルドを出て道を歩き出してからふと思う。
「そういえば、レイもギルドで登録した方がいいんじゃないか?」
「え!? えっと!? その・・・。」
俺は問いかけにレイが凄く困った顔をしている。
あれ? これは地雷か?
知らない内に地雷を踏むと、大ケガをしますね・・・
リアルであった場合は、すぐに謝って関係を修復しましょう!




