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タマシイクライ

『▲警告:不正なアクセスを確認しました、アクセスを許可しますか?(Y/N)』

ガイダンスさんがすかさず警告を入れてくる

それだけ不味い相手なのかのぅ、声のヌシ

イエスじゃ

ワシはこの世界の事を知らな過ぎる

ガイダンスさんを疑う訳では無いのじゃがいつぞやの魂の影響の話の問いにガイダンスさんが答えてくれなかった以上鵜呑みには出来んのじゃ

『不正なアクセスに接続します、何時でもブロックします、危険だと感じたら念じてください』 感情は無い、じゃが懇願するかの様な言葉が頭の中に響く

《ワレヲウケイレタカ…イイダロウ…》

禍々しい、違和感を感じる声がワシの思考に入り込む

汚すとはどういう事じゃ?ワシは頭の中で問う

《コトバノママダ…ワレヲツクッタエルフガ…》

ええい、解りづらい、もっと聞かせる努力をせんかい

ワシは聴きづらい言葉にイライラを募らせた

《ワレニソノヨウナ舐メタ態度ヲスル者ナド初メて見たぞ…》

ノイズの様な物が徐々に消え聞き取り易くなっていく

やれば出来るならそっさとやらんかい

で、お主は何者じゃ?

ワシは声の主に問う

《我はお前達が魂喰らいと呼ぶ物…》

つまりは三式が話し掛けとるという訳かのぅ

《魂を喰らえば喰らう程お前の魂は汚れ魔族に近付く…お前が我に喰わせる魂はどれも良質…下らぬ者を斬って下らぬ魂を取り込まれても困るのだ…》

武器のクセに随分と美食家なのじゃのぅ

じゃがワシは風属性を上げたいのじゃが?

ワシにもワシの都合がある、斬るなと言われても困るのじゃがのぅ

《頭を使え…何も斬らずともスキルは獲得出来るであろう…》

そう言われ思い当たる

そう言えばパーパスが手にした時にもスキルは獲得して居ったのぅ

なるほどのぅ、風属性を持ってそうな者に触れさせれば良いのじゃな

《我をつくったエルフは説明をしなかったのか?まあいい、兎に角我には最高の魂を喰わせるのだぞ…》

そう言うと魂喰らいは静かになった

『魂喰らいからのアクセスの解除を確認しました』

ガイダンスさんが魂喰らいがおとなしくなったのを教えてくれる

『』

ガイダンスさんが何かを伝えようとしている

どうしたのじゃ、ガイダンスさん?

『ヘルプ>ガイドラインについて:情報へのアクセスについては規約により答えられない質問には反応出来ない事もありますので予めご了承ください』

いつぞやの魂の影響の話かのぅ

ガイドラインさんなりに気にしていたという事じゃろうか?

解りました、お手数お掛けして居ります

ワシはガイダンスさんに礼を言う

『このヘルプは役に立ちましたか?』

ガイダンスさんの何時もの締めじゃな、勿論イエスじゃよ

魂喰らいやガイダンスさんとの対話が終わりワシの意識は現実に戻される

不思議な事に頭の中でのやり取りはどれだけ時間を使っても現実では一瞬の出来事じゃ

「剣と会話してたみてぇだがどうした?」 

マナが言う

本当にこやつは何者なのかのぅ

「解るのですか?」

ワシはマナに聞き返す

「俺は経験した事は無いが優れた刀工が作る武器には命が宿るとかお前の親父が言ってたぞ」

魔法の神のという世界じゃ、今さら刀が喋ったくらいでは驚きもせん

「この剣はスミス・ブラウニーという名工の作刀で魔力を込めて造られたそうです」

ワシの口からスミスの名を聞いたマナは一瞬眉を動かす

「あの変態、エルフのクセにまだ鉄いじりしてんのか」

ケラケラと笑いながらマナは言う

エルフにとっても鉄は重要じゃが木を大量に燃やすから普通はエルフは鉄いじりは基本好まない

というのは以前聴いたことがあるのじゃが、変態呼ばわりも如何な物なのかのぅ

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