表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/72

じじいドラゴンを斬る

ドラゴンが大きな口を開けシャァッという威嚇音を発する

やっぱり思うとったのと違うんじゃよなぁ

ガオーとかもっとこう、何かあるじゃろ?

ドラゴンの突進を軽くいなしすれ違いざま一閃に軍刀で斬るがその硬い鱗に阻まれる

「ハン、ドラゴンを相手にガキ一人で勝てるものかよ」

野武士男が勝ち誇った様に下衆な笑みを浮かべる

「弱点は知ってるんですけどね」

ワシはそう言うとドラゴンを懐に潜り込み軍刀をドラゴンの脚の付け根に突き刺す

豆腐の様に簡単に刃が通り痛みでドラゴンが制御を失い暴れだす

「ミズオオトカゲ、仕方無くじゃがよく食べたもんじゃ」

若い頃戦地で捉えたオオトカゲを解体して食料にしていたのでこの手のトカゲの弱点は熟知しておるのじゃ

内側、特に間接回りは皮膚も薄く弱い

ちょいと刺してえい

これで解体が出来る

筈なのじゃが如何せん脇差しサイズではダメージにはなっても決定打が足りん


のう、ガイダンスさん、ちいと聞きたいのじゃが魂喰らいを大きくする事は可能かのぅ

駄洒落じゃないぞい?

とワシは心の中でガイダンスさんに聞いてみる

『チュートリアル、妖剣魂喰らいの進化、魂喰らいは触れた者の記憶や経験を吸収して強くなる剣…成長の度合いに応じて形状の変更が可能になります』

無機質な女性の声で事実だけを淡々と語る

『魂喰らいがスキル虚竜化Lv24を獲得、虚竜化Lvアを習得しました、このスキルを使用する事で短時間ですが魂喰らいを大きくする事は可能です、虚竜化のスキルを使用しますか?』

ガイダンスさんに突然よくわからん選択を迫られた

スキルとやらに頼るのも気が引けるのじゃが魂喰らいが太刀の大きさにならん事にはどうにもならんからのぅ

ワシは渋々ながらYesを選択する

『スキル虚竜化を魂喰らいに発動しました』

ガイダンスさんがそう言うと魂喰らいの大きさが瞬時に1mを越え、5mを越え…10mくらいに達した…

物には限度と言うものがあってじゃのぅ…

ワシはドラゴンの懐に潜り込みおったから当然ドラゴンは野武士男と仲良く串刺しになり絶命する

が…ガイダンスさん?

ワシは起きた事が理解出来ずガイダンスさんに説明を求めた

『スキル虚竜化

指定した物体をスキルに応じて大型化するスキル

大きさや効果時間はレベルによって変化する』

とガイダンスさんが説明してくれた

と、同時に魂喰らいも元の大きさに戻った

時間にして数秒と言ったところじゃろうか?

そしてトカゲのお化けじゃったドラゴンも死んでスキル効果が切れたのか1メートル程度にまで縮んでおる

やはり思うとったのと違うんじゃよなぁ

『称号、小さなドラゴンスレイヤーを獲得しました』

なにやら初めて聞くめでたいファンファーレが鳴り称号とやらを入手したとガイダンスさんが伝えてくれた

なんととも、なんともじゃのぅ…

「地竜の幼態ではなく小型の地竜の特殊個体の様でしたな」

ハモンが死んでいるトカゲの死体を検分して教えてくれた

「本物はもっと強いですぞ」

とも

早く本物とも戦ってみたいのぅ

何はともあれじゃ

「皆さん、我々の勝利です!」

ワシが軍刀を高らかに突き上げ勝ちどきを挙げると、オニ達はそれに呼応して歓声を挙げるのじゃった


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ