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じじいエルフを知る

エルフ

それは物の本によると半分神様で半分人間の半神で森に迷い混んだ人間をパーティーに誘って朝まで騒ぐが人が森を出ると何十年も経っていたっちゅう浦島太郎みたいな話に出てくる奴じゃったな

こっちの世界では知らぬがのぅ

「何かご用でしょうか?」

ワシはオリジナルスキル子供のフリ(そんなスキルは存在しない)を発動して声を掛けてきた男に返事をする

まあ、武器屋をうろついておるガキなんぞワシしかおらんじゃろう

「ああ、ご用だ」

エルフの男はぶっきらぼうに答える

短い袖から露になる腕は伝え聞くエルフのそれとは異なり女性の脚かと思う程太く逞しいものじゃった

「ガキ、見たところお前の持つ剣はそこいらで買えるレベルの物ではない、それより優れた物を探しているのか?」

男は問いかけてくる

「はい、父上から頂いた此方の武器ですがボクにはどうしても合わなくて」

パーパスの剣はショートソードとでも言うのかのぅ

子供でも扱えるには扱えるが四歳児が振り回す様な代物ではない

何よりワシが慣れ親しんだ獲物とでは勝手が違い、一から使いこなすには相当難儀しそうじゃった

「なる程な…」

男は顎に手をやり一言漏らす

「お前、どういう素性かは知らんが達人の体さばきが隠せて居ないぞ」

男は俺の目を見て再び呟く

まあ、隠すつもりも微塵も無いのじゃが

子煩悩でフィルターの掛かってるパーパスが気付かなかったので気にしていなかったが今後は意識しておこう

「面白い、ガキ俺について来い」

男がワシについて来る様促す

こやつがただ者ではない事は解ったが、一体何者なのじゃろうかのぅ


エルフの男について行くとそこには小さな工房があった

工房には冒険者や騎士などが沢山居た

「先生、私の剣はいつ作って下さるのですか?」

「先生、金なら幾らでも出すので是非とも一振お願いします!」

男を見るや群衆は口々に男に懇願する

武器職人なのじゃろうか?

「入れ」

群衆を無視した男に工房への入室を促される

大勢のギャラリーに流石のワシも恐縮しながら中に入るとちょっとした騒ぎが起きた

「俺は三年待っているのだぞ!」

「ふざけるな、そのガキはなんだ!」

暴動でも起きそうなレベルである

「有象無象の戯れ言だ、気にするな」

男は吐き捨てる様に騒ぐギャラリーを見ながら呟く

「そんな事よりお前、転生者だな…」

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