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「つまんね~自分の作品」と思う逆立ち人間

他人には私の作品がつまらんようである。

他者を引き合いに出されてまで、「つまんねー」と言われる。そのうち自分でも「つまんねー」となり、やる気なく書いている。

別に比較対象者は特に有名でもなく、ただ片田舎で「すげーすげー」と言われているので、仏陀か何かなのだと思う。私の耳目には入っていないため、それほどすごければ本を出せばいいと思う。大手で最終候補、が私の矜持である。薄れつつあるが。

私は出版作品にかかわったことがある。それは地元の妖怪を紹介するものだ。あるチームに加わり、挿し絵を描いた。

しかし特に達成感がなく、私はチームを離れた。

その出版物の立役者が、私に比してすごいもう一人らしい。私も知ってはいるのだが、彼は某人と「SFには年月日がほしい。年表も欲しい。それがこだわりだ」と言うを聞き、「ははあ、SF小説を知らないようだ」と思った。そんな人である。

いったい何と比べられているやら、正直いってわからんのだ。

具体的に何がすごいのかも、耳目にはいってこない。

同じ町に住むにも関わらず。

それで「お前よりすごいぞー」と言われても意味がわからんし、地元商店街の後押しで出せた妖怪本の立役者なんて、何が偉いやら、とつくづく思う。

僕をバカにする材料にされているのだから、仕方ない人間だなあ、と思う次第である。

ついでに過去の知り合いの名前がアホみたいに繰り出されるが、ああ、いたいた。と思うだけで、そんな豪快な空振りを何度も見せないでくれ。

新聞に「何も言わないは大徳、言うにとどめるは徳、石に刻むは不徳」とあったが、それを人前で反り返って語るは大不徳であろうと思う。

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