魔法
ギルドの隅で、寝て起きるともう朝だった。
一郎は龍二を起こして、井戸で、身綺麗にして、ギルド紹介の宿で朝食にありつく。
ご飯は普通に美味しかった。
ボア肉のシチューらしい。
二人は、宿に3日泊まることにした。
そのまま、ギルドの地下へ、魔法の訓練をするためだ。
地下には、リリエットがいた。
「来ると思ったよ。魔法教えてあげる。無料よ!」
「無料ってなんか怖いな。」
「貸しにしとくからいつか返してね。」
「わかった。」
「じゃあ、まず魔力を感じるところから。私が、魔力を流すから体で、しっかり理解してね。」
そして夕方。
「星属性:身体強化!」
龍二の体が、オーラに包まれる。
龍二は、適当に動くが、とても速い。
しばらくして、龍二の光がおさまる。
「だいたい、2分くらいかな。」
「火属性、無属性、光属性に適正。それぞれの複合属性の、破壊属性、爆発属性、星属性にも適正。使えたのは、火属性、無属性、光属性が第2階梯レベル、星属性が第3階梯レベル。上場ね。」
「リリエット。上場なこと以外わからない。」
「ああ⋯。とりあえず、お試しで、使えそうな魔法全部試してもらったんだけど。あなたは、星属性:身体強化が一番強いよ。」
「そうか。わかった。」
「一郎は?」
「一応全部使えました。でも、威力が弱いようです。」
「見せて。」
「雷属性:魔弾!」
バチっというスピードで、飛んでいく野球ボール大の魔弾が、的に当たる。
「大丈夫よ。多分ミニゴブリンくらいなら倒せるから。一郎は、全部の属性適正があるんだっけ?」
「2%ですけどね。」
2%は、本来の魔法の2%の威力ということらしい。
属性には、基本の火、水、土、風、無、光、闇の7属性と、2つ属性の複合属性の21属性合わせて28属性あるそうだ。
理論上、龍二は、6属性、一郎は、28属性使えることになる。
ちなみに適正は、ギルド証で確認することができる。
第1階梯とかは、魔法の単純な強さ。
これもギルド証に新たに記載されていくのだ。
ギルド証、魔法欄。
一郎
魔法
魔弾(火1、水1、土1、風1、無1、光1、闇1、雷1、氷1、重力1、爆発1、毒1、滅び1、消滅1、嵐1)
聖:浄化1
星:身体強化1
吸収:ドレイン1
精神:混乱霧1
毒:毒霧1
爆発:自爆1
龍二
魔法
魔弾(火2、無2、光2)
星:身体強化3
「俺は、6種類の属性使えるはずなのに、4つしか魔法使えないのはなんでなんだ?」
「属性に適正があっても、使えるようになるのは大変なのよ。まあ、そもそも適正が0%じゃ、馬が空飛ぶようなものだから絶対無理なんだけどね。」