図書館にて
図書館で、異世界について調べる一郎と龍二。
「一郎さん。異世界のことはないが、この世界のことならちょっといい本見つけた。」
「絵本ですか?」
「研究でわかった世界の起源を絵本にしたんだってさ。」
「まあ、読んでみましょうか。」
始神は3神に分かれる。
世界の枠を司るエンディア。
他の進化を司るサリアラム。
概念を司るクーティル。
そして、世界が作られていき、12の種族の始源種が生まれる。
不死種、霊種、精霊種、天使種、悪魔種、妖精種、虫種、植物種、物質種、獣種、水獣種、龍種。
「この本によると、この世界には、枠があるみたいですね。」
「俺達の世界が、枠の内側にあったか、もしくは、枠の外から強引に入ったか。」
「もし、枠の内側に僕達の世界があったなら、元の世界に帰るのは楽そうです。でも、多分この仮説は間違ってる気がします。だって、僕らの元の世界には、龍や天使は架空のものでしたから。」
「とすると世界の枠をぶち壊して、俺達が来た説は?」
「こっちの方が、まだあり得るような気がします。どの道それを確かめる術はないんですけどね。」
「まあ、そうか。」
「しかし、世界の枠をぶち抜くなんて、下手したら世界が壊れそうですけど⋯。」
「ははは。一郎さん、ぶっそうなこと言ってると本当にそうなった時笑えないぞ。」
「⋯気をつけます。」
「せっかく、だから、続きも読む?」
「ええ、そうしましょう。」
始物質である星心は、星の中心にあり、ゆっくり成長し続けている。
始植物である世界樹は、中空からエネルギーを吸い、ゆっくり成長し続けている。
始精霊は、分解し、精霊たちになった。
始悪魔は、魔界をつくり、自身は滅んだ。
魔界で生まれたものは、悪魔とされている。
始天使は、眠りに付き、肉体は天界となり、思考はばらばらになり、天使たちになった。
始虫は、他種を滅ぼそうとするため、月となった始霊によって封印された。
始不死物は、月にて始虫を監視している。
始妖精は転生を繰り返している。
始獣は、7つの獣に分かれる。
始水獣は、5体の水獣に分かれる。
始龍は、5龍と無数の竜に分かれる。
12種は、複雑な進化を繰り返し、今の世界となった。
「一郎さん、この世界の生物は、12種の生物から成ってるんだろ?じゃあ、人間はどういう扱いなんだろう?」
「それは、また、今度にしよう。今日は、異世界と転移関係について調べないと。」
「あ、忘れてた。」
「一応、司書さんにも聞いておきましょう。」
司書の女性は、異世界について本気で調べている不審な2人について、一応報告をあげるのだった。




