結果
リバーシを簡単に作り、やってみる。
「これ、楽しい。」
「簡単なのもいいな。」
アイシーは、カインといい勝負だ。
リリエットはうなる。
アイシーとカインをよそに、ほかの娯楽についても、説明していく。
そして、最後人生ゲームの話とカードゲームの話で、リリエットは、領地運営ゲームと、白兵戦ゲームというものを考えついた。
どちらも、ボードゲームだ。
「これ作るなら、2帯のどこかの工房と専属契約しないと⋯。それに、1帯の商人さんとも顔合わせして、商品登録もしないといけないし⋯。」
「行けるのか?」
聞く龍二。
「やる!やってみせる!」
リリエットは、やる気に満ちあふれていた。
次の日、村を朝早く出る。
ラトと宿屋の女将さんは、少しさびしそうだった。
一郎と龍二は、なんとなく、リバーシっぽいものを、ラトにあげた。
3帯の穀倉地帯で、セティは降りる。
「私じゃ、足手まといになっちゃうので⋯。」
「終わったら、すぐ会いに行く!」
「龍二とセティいちゃつくならおいてくわよ!」
2帯の工業地帯で、カインとアイシーが降りる。
「工房が決まったらすぐに伝えるので、工房の護衛をお願い。」
「しっかり、給料払えよ!」
「お金!お金!」
1帯に入るころには、すでに、2週間経とうとしていた。
リリエットと、二人は、馬車の中でも、試作を重ね、ゲームを洗練させていた。
この世界には、娯楽が、ギャンブルとか剣闘とか性関係とか飲み食いしかない。
それに気づいたのは、2週間ベッドで、じっとしていた龍二だった。
セティに聞いても、娯楽ってエッチなことですか?と返ってきたくらいだったそうだ。
領地運営ゲームは、金を稼ぎ、領民を増やし、領地をどれだけ豊かにするかを競うゲーム。
天災なんかも起こったりするリアルさだ。
単純に見えて奥が深いゲームになった。
白兵戦ゲームは、将棋、チェスの亜種みたいなもので、コマを選んでいき、ターン制で戦うゲームだ。
リバーシとか出しちゃうと洗練されすぎているので、最初に領地運営ゲームと白兵戦ゲームを売り出すのがいいだろう。
そういう作戦だ。
商人は、この娯楽に飛びつく。
商品登録もすぐに行い、売出した。
値段は、どちらも6000貨。
もうけは、一つで5000貨くらい。
かなり売れた。
具体的には、領内だけで、それぞれ1万個を超えて売れた。
1ヶ月の売上では、なんとか目標の1億に届いたくらい。
でも、しっかりとお金を用意できたのだ。




