パーティ
龍二LV7。
「おお!レベル上がってる!」
「おめでとうございます!龍二さん、あの、急なんですが私とパーティ組んでくれません?」
龍二は、迷う。
リリエットは?
勝手に好きにしている。
一郎は?
どうだろう。
パーティとは違うが、一応話を通しといた方がいいかな。
「一人相談したい人がいるんだが⋯。」
「女の人⋯ですか?」
「いや、男。」
「龍二さんと二人がいいんですけど。」
「その人は、別にパーティ組んでるわけじゃないんだよ。」
「わかりました。」
「二人でパーティ組むことになりそうって言っておくよ。」
「⋯はい。」
「⋯というわけで、一郎さん。どうだろう。」
「あー、エッチなことを急にすると、引かれるので注意した方が良いですよ。僕から言えるのはそれだけです。」
「いや、話、聞いてたか?パーティ組む話だよ。」
「いや、そういう相手の話じゃないんですか?だって、相手の能力とかまるで、聞いてないじゃないですか。パーティ組むなら最低限のことは聞かないと。」
「⋯確かに。」
「でも、女の子助けるのはすごいですね。」
「一郎さんだって、助けるだろ?」
「僕は、助けに入ってやられそうですけど。」
「想像できてしまって、すみません。」
「いえ、いいですよ。パーティですね。頑張ってください。」
「一郎さんの方は大丈夫?」
「僕は、魔法練習中です。まあ、気にしないでください。」
一郎は、範囲指定重力強化を頑張っている。
これは、自分を中心に重力を上げるので、自爆技なのだが、うまい使い方を探している最中だ。
いつか、一郎の努力が報われる日は来るのだろうか。
「足りない。あと、2ヶ月じゃどうやっても1億に届かない。」
リリエットは、ひたすらモンスターを狩っていた。
「おい、リリエット。もういいだろ?帰ろうぜ。」
「私も疲れたわ。それにこんなに深く潜っても、レアモンスターは、出ないわよ。」
「妖精には会えたもん。」
「精霊王は2回も微笑まねえよ。」
「ついてたのは、あんたじゃなくて、前のパーティの二人じゃないの?」
「⋯。」
「帰るわ。」
「私も。」
仕方なく、リリエットは、二人の後を追い、夜の森を引き返す。
「緑ウルフ80体。」
「戦果は十分じゃない。何を生き急いでるの?」
「⋯ちょっと希望が見えちゃうとどうしてもね。ごめんなさい、迷惑かけて。」
「いや、迷惑ってほどじゃねえが⋯。」
「前のパーティの奴らともちゃんと別れてないんでしょ?それは、だめよ。」
「わかってる。でも、パーティ組んだわけじゃないんだけどね。」
「焦っててもそれはだめだろ?俺達とはいつでも組めるからそいつらにも相談してこいって。」
「なんならその人たち紹介してよ。」
「うーん。それもありなのかな。」
一郎と龍二といると、退屈しなさそうだもの。




