称号
「ギルドで買い取りしますと、2500万貨ですね。オークションにかければ、2倍になると思いますが、中央都まで、自力で運ぶ危険を考えれば、ギルド売却をおすすめします。」
アンは、努めて冷静にリリエットに言う。
リリエットは、悩み、悩み。
「ギルド売却で!龍二と一郎もそれでいい?」
「俺は、今回なんにもしてないからそっちで決めてくれ。」
「リリエットさんのマジックバッグが無ければ持ってこれなかったものだから、好きにしてください。」
リリエットは、うずうずとした表情で、お金が入金されるのを確認した。
今回の分前は、龍二が、解体ナイフと、狩人のマントと、鉄剣と、小さいマジックバッグと100万。
一郎が、妖精の魔力結晶5つと、スコールの魔導書と小さいマジックバッグと1000万。
リリエットは、大量の装備類すべて売って手元に残さず、妖精酒を樽1個分と、1400万という結果になった。
早速、スコールの魔導書は使わせてもらうことにする一郎。
リリエットにすれば、売れば新魔法なので、オークションで、800万は行くのではとのことだ。
一郎は、この魔導書をくれた妖精の顔を思い浮かべると自分で使った方がいい気がして、使うことにしたのだ。
妖精の魔力結晶も一つ1000万で買い取ると言われたが断った。
使い道はわからないけど、持っていようと思った。
リリエットはそこは、頷いていた。
「妖精は自分の魔力結晶のことはしっかりわかるから、売っても買っても、だいたいその人は不幸になるよ。奪ったりしたら、妖精が大群で攻めてくるかも。」
次に、アンから、勧められて3人は、称号の確認をする。
一郎。
【妖精の友】【妖精の先生】【妖精にセクハラする男】【生還者】
リリエット。
【強欲人間】【生還者】
龍二。
【一郎の友達?】【生還者】
3人は微妙な表情で、確認を終える。
リリエットに称号の話を聞く。
「能力に補正がかかるのよ。生還者だと、運とかが上がるみたいね。ギルド証でそれも確認できるよ。一郎の称号はどんなだった?」
一郎は、4つだけリリエットに教えた。
「妖精の好感度が上がる称号っぽい。」
友と先生で、好感度が上がり、セクハラで高感度が下がる。
プラマイだと、プラスにはなっているようだ。
「龍二は?」
「いや、なんかなあ。生還者はわかるが。【一郎の友達?】って聞かれても⋯。一応、妖精の高感度がほんのり少し上がるみたいだけど⋯。」
龍二はどう反応していいのかわからないような顔でぼやいた。




