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magical dose -魔法少女は破滅の道を歩む-  作者: 伊草


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23/65

全てが思いがけない…………………22mg

 突然、ヤツがレンガ塀の奥から現れた。

 四本足で歩くゾウの姿でありながら、二本足で歩行している。それは街の景観から完全に浮いた異様な光景。


 その様子に現実とかけ離れすぎていて、そのゾウがベヒモスだと気づくには時間を要した。


 海桜が武器を構えるのを見て、自分も構える。

 他のみんなもすでに武器を構えている。


 しかし、ベヒモスはそれに気づかないかのように、目の前をのっそりとした動きで通り過ぎていこうとする。


 私は唖然とした。


 普通、魔獣は私達を見るなり襲いかかる。

 だから、このベヒモスも同じだろうと考えていた。


 しかし、それは覆された。


 今までそうなるだろうと信じ切っていたものが覆される時、人は混乱に支配される。


 私は戸惑い、何もできず、ベヒモスの行動を眺めることしかできない。


 自分の前にいる玲奈も絆も

 自分の横にいる海桜までも硬直していた。


 しかし、一人だけ

 私の脇を抜けてベヒモスへ向けて斬りかかる者がいる。


 それは言うまでもなく、蒼だ。


 こういう時、何も考えずにただ突っ走る者はそれに続くべき者に行動力を与える。


 蒼に続くは海桜だ。


 前衛は揃った。


 中衛の絆、玲奈も

 いつでもベヒモスを崩すことができるポジションに立った。


 後衛でも、

 梨乃が弓を引き、

 桃香が全体を広く見渡し、

 私が梨乃の魔力補助をいつでも行えるよう準備する。


 いつもとは違う状況にたじろいだけれど、前衛の攻撃の間に中後衛の魔獣討伐のポジショニングはもうできた。


 後はやるだけだ!と意気込んだ時、また思いがけないことが起きた。


「……え。」


 いくつもの魔法少女チームを屠った四魔の一角ベヒモス、それがいとも簡単にもあっさりと真っ二つに斬り割かれていた。

 蒼のカッターナイフによって。

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