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天使のなみだ

作者: 天野すす

 おとこの子が、空をゆびさしました。


「なんで、雪はふるの?」


 お父さんは、おとこの子のゆびを、愛おしそうに眺めました。


「お空の、天使が泣いているからだよ」


 おとこの子は、お父さんを見ると、また空を見上げました。


「はやくやむといいね」


 おとこの子は、ニコッと笑いました。

 お父さんは、おとこの子を抱きしめて、やさしい感覚に泣きそうになりました。


「そうだね」


 重なる影。

 あたたかい食卓を思い浮かべて、ふたりは帰っていきました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] とても綺麗なワンシーンで引き込まれました。 やさしい感覚に泣きそうになるという表現がいいですね!
2021/01/01 22:50 退会済み
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