ひとつのおわり(200文字小説)
「ねえ、私たちこれっきりにしましょう」
唐突だ。彼女はいつも。
「俺のことが嫌いになったのか?」
「好きとか嫌いとかそういう事じゃないの」
「なら……」
彼女は交差点の電信柱を見上げる。
「私はいつもここにいるわ。でもねもう私から話しかけることができないの。あなたとは住む世界が違うのよ」
彼女はそんな俺を見て、優しく笑った。
小説家になろうモバイル版、2019年1月29日14時サービス終了。
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