奇跡…そんなものはあるの?
前回の続きです!
後悔するだけ。
なにも得する事なんて…ない。
何も変わらない。
奇跡…というものがあるのなら。
起きたとしたら、私達の関係は元に戻るのだろうか。
あの頃のように、あの時のように。
見つめ合って笑い合って、ちょっかいを出し合って。
どうしたらそんな奇跡が起きるの?
どうしたら笑い合えるの?
どうしたら目を見て話せるの?
もしかしたらもうそんな日々は過ごせないかもしれない。
君と笑い合いたい。
君と目を見て話したい。
声が聞きたい。
ただ、それだけなのに。
それが...出来ない。
夢の中では、あの頃以上に心の底から笑い合って、 自然に話せるのに。
目が覚めたら、なにもない。
君はいない。
君に届くまで、あと1歩なのに...。
あと1歩で手が届くのに...。
たった一言の“好き”って言えばいいのに。
二文字言えば、なにかが変わるかもしれないのに。
どうしてあと1歩の勇気がでないんだろう。
こんなに二文字を言えばいいだけなのに、グズグズして。
グズグズしてる間に君は取られてしまうかもしれない。
もう君の事は諦めた方がいいのかな。
そしたら君も私も幸せになるのかな。
諦めよう。叶わない恋なんだ。
そう思うだけど、君をつい目で追ってしまう。
前を通り過ぎるだけで、胸がズキズキする。
こっち向いてくれないかな。話しかけてくれないかな。
...なんてありえることの無いはずなのに、期待してしまう。
けして叶わない恋なのに。
私は君の隣を歩けない。
なのに、君を好きな気持ちは変わらない。
これ以上...好きになってはいけない。
これ以上...想ってはいけない。
どうして君を好きになったんだろう。
あんな無愛想なやつ。
でも、私が君を好きになったのは、君だから。
私は君だったから好きになったんだ。
君以外はありえない。
想えない。
君と話したい。
君と笑い合いたい。
君に好きな人が他にいてもいい。
君の隣で歩けなくても、いい
君の後ろにいるだけでいいから
もう一度、話したい
目を見て。
君と君の好きな人の恋を応援するから。
協力するから。
私の気持ちは心の奥にしまっておいて。
君が幸せならそれでいい。
君が輝くのを見るだけでいい。
君の幸せを願っている。
だから。君を諦める。
次話もあります!
君と私はどうなるのか、お楽しみに!