表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界―パラレル  作者: 麗琶
7/23

挨拶3

今回の話→シイ目線

(デフォルトのまま…?)


次に来た空間は初めのボクの空間の様にデフォルト、人間界の駅の景色だった。

ここにいる人は元人間なのだろうか。

辺りを見渡す。

柱にもたれかかっている少年が目に入った。

とても見覚えがあった。


(ああ。やっぱり。)


パラレルに来たんだから姿くらい変えれば良いのに。


「やぁ。キミもパラレルに来たばかりなんだね。ボクは『感情』のシイ。キミは?」


彼はボクを見て無気力そうに答えた。


「『無』のソリッド。」


「ソリッドね。」


『無』というのは彼にお似合いだ。ソリッドはボクに気付いているのだろうか。


(………まあ、いいや。)


人間だった時と今は違う。ボクらはもう関係ないんだ。


「宜しくね!」


明るく笑って言う。

ソリッドは少しだけ驚いた様な顔をし、複雑そうな表情を見せた。


「……宜しく。」


無愛想な態度はどこかスコマニアデビルに似ている。


(気が合うんじゃない?)


心の中でくすりと笑う。


「手土産持ってきたからあげる。是非ボクの空間にも来てよ!」


ソリッドは「ありがとう。」と言ってボクから手土産を受け取る。

よし。これで全員に挨拶が出来たかな。

挨拶終わったし少し自分の空間でぐだぐだしてようかな。

そんな事を考えながらソリッドの空間を後にした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ