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挨拶2
今回の話→シイ目線
「えっ。」
スコマニアデビルの空間を後にし、次の空間へ入ったボクの口からすっとんきょうな声が漏れる。
何も無い。ただ真っ白な空間。
右も左も上も下も真っ白。特にオブジェクトも無く殺風景。
目の前に木の看板が置かれている。
(何だろう…?)
唯一置かれているオブジェクト(木の看板)を見るとそこには大きな文字でこう書かれていた。
『不在 byダークマター』
(ええぇ…。)
本人がいないのなら挨拶のしようが無いな。
とりあえずお邪魔しましたといった事を書いた紙と手料理を看板の下に置いておき空間を後にする。
(ダークマター…。名前的になんかヤバそうだ。)
この人については結果謎のままであった。