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【箱】詩

夜半

作者: FRIDAY

 






            ──ふと、目が醒めた




  いや──

 


                          ――醒めたとも言い難い



醒めているとも眠っているとも──


                           ──言えない感覚




    薄く開いた瞳に──




                      ──揺れるように浮き沈む視界


  曖昧に、あるかないかに定まらない──


                             ──境界



明日の朝は早いのに──


                               ──と


     どことも知れない――




                             ――どこかで思う


   今が何時かもわからない──



                       ──自分の呼吸しか聞こえない



 カーテン越しに──


                              ──月が明るい



             ──夢のような感覚のまま――




  淡い茫洋に揺られるままに──






                       ──眠りとともに目を閉じた












 

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