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夏生詩集2

雨の日は

作者: 夏生

こんな雨の日は

さみしくなってあなたに

電話をかけた


笑顔の声にほっとして

話したいことを話して

聞きたいことを聞いて


あなたに電話をかければ

また笑顔の声が聞けると思って

受話器をとった


あなたはもう遠い人だと

知っているのに

頭は平然といつも通りを

しようとする

戻らないをみとめない

みとめられない




あなたは今、どこにいますか

話したくてたまりません

ほんの少しでも声が聞けたら

うれしいです


受話器の向こうに響く

無愛想な機械音に用件を

伝えて切った


つけっぱなしのラジオから

私の大好きな曲が流れてきた


ごめんなさい

まだあなたに世話になってばかりの

私で







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