崩壊
初めて投稿します!
地球──約200年前にこの日本に落ちてきた隕石。この隕石が落ちてきたその日から地球上には「怪獣」と呼ばれる生物が人間達を殺しまわっていた。人間の活動領域は主に各地方の都市だけとなり、地方の人間は怪獣に殺されるか、怪獣と戦う兵士となった。こうして約30年ほどして、怪獣の活動領域が地球上の9割を占めるようになった頃ある1人の男が摩訶不思議な力を使い、人々をまとめ上げ怪獣達をばったばったと倒していった。それから似たような不思議な能力を使う人間が続々と現れた。その人たちは集められ「怪獣対策部隊」と言う組織が出来上がり、今この現在まで人々を守ってきた。俺達はこの名前は好きじゃない。だから人々は彼らを「英雄」と呼ぶ。どうして不思議な能力を得たのかは誰も知らない。
俺達はそういうヒーローに憧れた普通の男児達だった。隕石の真下に住んでいることを除いて。
「おい、おっちゃん昼過ぎなのにまぁだ寝てるぜ」この悪い笑顔をしているのはケンちゃん
「てめえら何色のネームペン持ってきた?俺は赤だ」このガラが悪そうなのがゴンちゃん
「うげっ、被ってんじゃん普通に考えて俺が赤でしょ」そしてこれがこの物語の主人公 夜鈴 金みんなからはキンちゃんと呼ばれてる
「そんなのどうでもいいからよ、早くやろうぜちなみに俺は茶色だぜぇ」
「うんこ描くつもりじゃん」
「ケケッ」
十分後──
「ぶははははwこりゃひでえw」
そこには顔中赤色のうんこと茶色のうんこまみれになった92歳村長独身が幸せそうな顔して寝ていた。
「ん…んんっ」
「やべぇ!逃げろ!ヒミツキチのとこだ!」
「おいてめえ!にげんの速ええぞ!」
「はははっw早く逃げないと牧ねえちゃんに怒られるぞw」
「お、またあの3人が走ってるぞ、見た感じだと村長にまた悪戯したのかぁw」魚屋のジンさんだ。
「おーい!今日はどんな悪戯をしたんだー!キーン!」これは肉屋のケンさん
「ヒミツー!」
15分後──
「はあ疲れたぜ」
「今頃怒ってっかなぁ?wおぅい!遅えぞ!」
「あいつ体力無さすぎんだろ」逆にお前らがありすぎんだよ、そう思いながら重い足を動かしていると
「おい!君たち!」大きくハキハキした声が林にひびいた
「ゲッ、イインチョーだ。なんすかぁ?」不貞腐れた態度で質問した
「君たちまた村長さんにイタズラしたろ!村長さんはカンカンだったぞ!」
「ケッ、同い年のくせに偉そうぶってんじゃねーぞ」
イインチョーの凛々しい眉毛がピクリと動いた気がした「なに?僕に喧嘩を売ってるのかい?」
「だとしたら?」おぉ面白くなってきた。思ったら
ガンッガンッ!「「っ〜!!」」
「やべえ!牧姉ちゃんだ!何でここがわかった!?」ケンちゃんはびびった、俺ももちろんびびった。
この姉ちゃんはいつも居酒屋「ドレミ」で看板娘をやっている
「あんたたちが元気に走って村から抜け出してたからまた何かやったと思って尾いてきたのよ」野生動物の勘か…そう思ったら睨まれた気がした。
「そしたら村長さんがあなた達を連れてきなさいって電話でね、そしたら喧嘩寸前じゃないの!怪我するとこだったわ」あなたのせいで2人は馬鹿でかいたんこぶできてますけどと言う言葉をみんなは飲み込んだ。
「じゃあ4人とも村長のところに連れてって説教ね!」
「ええ!僕もですか!」
「あなたは喧嘩しようとしてたじゃない!」イインチョーは見るからに不機嫌そうになった。
その日の夕方4人とも頭にでかいタンコブができた。イインチョーとゴンちゃんはダブルアイスみたいになっていた。
──その晩
「全く…君たちは一体いつになったら悪戯をやめるんだい!?」イインチョーが寝室で起こり始めた。
「そんな心持ちじゃ英雄にはとてもなれないぞ!」それを聞いたゴンちゃんとケンちゃんが不機嫌そうになった。
「うるせー!オダリュウイチとかカンダトグサだって悪戯好きで有名じゃあねえか!そういうのは関係ないんだよ!」ケンちゃんが言った
「だが剛鬼さんはとても真面目でおそらく最も実力が高い人だ!彼は真面目で堅実な人!そういう心がないと上に行けないんだ!」イインチョーも反論した「やっぱり一番かっこいいのは呉遁さんだろ、あのパンチ見ただろ、すげえ威力で派手だった!」と俺がいうと
ゴンちゃんは「やっぱかっこよさが大事だよな」
「お前は牧姉ちゃんに振り向いてもらいたいからかっこよくなりてえんだろw」「はぁ!?」ケンちゃんが揶揄うとゴンちゃんが怒った、30分ほど枕投げをして俺らは寝た。「ちょっとトイレ行ってくる」そう言ってゴンちゃんは部屋を出た。
──居酒屋「ドレミ」では
「全く…あいつらはいつになったら懲りて悪戯をやめるんだ」
「まぁあの子達が悪戯を楽しんでいるってことは怪獣による被害も少なく平和ってことでいいことじゃないですか。」
「はあ、どんな大人になるのやら…」
「でも泉原くんもいるし大丈夫じゃないですか?」そういえばイインチョーの本名は泉原 剣一だ
「あいつは頑張ってはいるがまだまだ未熟だ」
「だがまぁ。」
「80年前じゃこんな会話は想像できんかった、いい時代が来た。こういう日をあいつらがわしみたいな老人になるまで護るのがわしらの役目だ。」
「…ですね。」
ウーウーウーウー!!怪獣警報 怪獣警報 音鳴村のみなさんと近隣の人々は避難して下さ…ガアアアアン!!
「なんだ!?怪獣か!!」村長が居酒屋を出ると四匹の怪獣が村の人々を食い荒らしてまわっていた、鳥のようなもの、蛇のようなもの、蜘蛛のようなもの、人間の形をしたもの。その全てが禍々しい見た目をしていた。
怪獣達が村長達に気付いた
「…わしはここに残って奴らと戦う、牧さんはあの子達とカクレヤまでいきなさい」
「そんな!村長さん1人では無理です!一緒に逃げましょ…っ」村長は笑って言った「行きなさい」
「60年振りってとこかぁ、久しぶりに…アガってきたなぁ?」
──はぁっはぁっ…!?
「ゴンちゃん!急いで逃げるよ!他の3人は!?」
「あれ…何?」
「怪獣よ!他の3人は!?」
「待ってよ…あっちには牧姉ちゃんの居酒屋があるでしょ?守んないと…村長は…?」牧姉ちゃんは答えなかった。そこに俺たちが寝ぼけた状態でやってきた。
「走るよ!!」牧姉ちゃんは状況が読み込めない俺たちを担いでヒミツキチがある林の方まで走った。
──はぁ…ここまで来れば…!俺たちはヒミツキチのところまできた
「ねえお姉ちゃんどこに行ってい…」
ドオオオオオン!!鳥のような見た目をした怪獣が真正面に降りてきた、落ちてきたというほうが正しいかもしれない「そんな…」
牧姉ちゃんは俺たちを下ろして俺のポケットに何かを入れ耳打ちした「走って、私が何とかするから、後ろをみないで走って!」
そう言って牧姉ちゃんは怪獣の方に走った牧姉ちゃんが思い切り突進すると怪獣は面食らったのか少しよろけた
「今よ!!」俺たちは何が怒っているのかもよくわからず言われた通りに走ったただ走った。後ろで何かが折れる音誰かの呻き声が聞こえた俺は恐怖で後ろを向けなかった、けどゴンちゃんは違った、後ろを振り向いた、横目でゴンちゃんの顔を見た。どんどん顔が歪んでいくのがわかった。泣き崩れそうだった。だけど少し動いた。足が、動こうとしていた。
ガシッ!イインチョーがゴンちゃんの腕を掴んで離さなかったそのまま引きずるように走った、ゴンちゃんは目を離さなかった、離せなかったのか、離さなかったのかはわからない。「生きてね…」そう聞こえた。急に景色が変わった。そこは何の音も声も聞こえなかった夜の林だったところは昼の草原になっていた。何が起こっているんだ?度重なる不思議なことに頭が追いつかなくなり俺は気絶した。




