表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/29

ティニィとパピア

 


  ちっぽけな(tiny)


足もとには、紅い林檎に 羽根が生えた様な、ドラゴンが ヘバっている。その背中には 茹でタマゴ位の、妖精?も落ちている。

 「ハジメマシテ! ボクはセナ、ココは何処ですか?ボクは、ナゼココにいますか?」出来る限り、大声で叫んだ!

 妖精が フラフラ目の前まで 飛んできた。左手のひらに 着地させてあげる。

 「おはようございます。わっちは パレンシアダンジョンのコアです。ソコに 落ちている、炎のエンシェントドラゴンのマヌケヤローの、再生に巻き込まれて、こんな姿に(涙…シクシク)」

 小さな妖精は 何かサメザメ泣いている。ボクは、足もとに落ちている 紅い林檎ドラゴンを、右のブーツで 突いてみた。小さくても ちゃんと ドラゴンの形はしてるし、シワシワだけど 羽根もあるし?

 ツン…ツンツン…動かない…

 つんつん。ちょっと強めに 突いてみた。…動かない。

 コロ…コロコロコロ!転がしてみた。生きてるのかな?

 「ねェ?ダンジョンコアは、落ちてるコレ(竜)を 知っている?コレは 何?」まだ、何が どうなったか、理解出来ない。

 「だからぁ、落ちてるのは 炎のエンシェントドラゴンだってば!此のダンジョンに、ずーっと居候してて 卵産んで、その卵に己の 魔力やら何やらをコメテ、再生しようとして 失敗したのさ!デカかったダンジョンの エネルギーやら何やらを 7割位使っちゃって!ダンジョンが縮んで わっちも縮んじゃった!(涙…サメザメ)」

 アイテムボックスから、チョコレートを出して、「チョコ食べれる?元気でるよ?キミも被害者なのか?」と 言うと、妖精は ハッシと両手で チョコレートを掴むと、ポリポリ噛り出す。

 「何これ!おいしい香りと 甘ーいし、トロけるし!」気にいったようで、なによりです。

 妖精と話ながら、ツンツンコロコロは 続けていたら、ピクっ…ピピくっと 紅い林檎が動いた!

 飛んだり 攻撃出来ないように、魔剣グラムの鞘先で押さえつけ 魔法結界をかけて話しかける。

 「おまえは、本当に炎のエンシェントドラゴンの、生まれかわりか?何故ボクを 巻き込んだ!」ボクは、激怒だぞ! 

 〈オレは 炎のエンシェントドラゴン・ベラドンナの 生まれかわりのハズだったんだ…卵から幼体になるのに、魔力やら何やらが足りなくて セナ様を、取り込もうとしたら、セナ様が抜き放った 竜殺しの魔剣グラムが、エンシェントドラゴンの力を 7割以上切りとって、セナ様に付与してしまった……それで、必死でダンジョンのエネルギーを 取り込んで、ドラゴンの身体を創りました(涙…シクシク)。突然 セナ様を、取り込もうとして スミマセンでしたm(_ _)m〉、ちんまりと正座して、土下座する紅い林檎。

 「ダンジョンなのは、わかったけし ボクを食べようとして、失敗したのもわかった。で…どうするの?ボクを 今直ぐ返して!楽しい旅行中だったんだよ!」と、紅い林檎…じゃなくて、ちんまり正座した竜にを 攻める!

 「う〜ン〜…オレは、炎のエンシェントドラゴンじゃなくなってて、力も古竜程は 出せなくなってる。セナ様を、何処から転移させたのか 今はわからない。」又々土下座する。

 チョコを食べおえた妖精が「あんたのせいで、わっちのダンジョン30階層に 縮んじゃって!ココにいる3人の 魔力やら何やらが混ざってしまって、わっちの言う事きかなくなってるじゃん!ダンジョンの中全部 敵になってんよ!どうするん?」???ダンジョンの中全部 敵なん?マテマテ…結局どうなるんだ?

 〈セナ様、申し訳ないが 新しいく?なったダンジョンから 直接外には出られん。ココは最下層なので、あと29階層を 攻略して外に出て、それから セナ様の母国まで、旅をしないとでごさります〉ちんまり土下座しつつ 爆弾発言する小竜!ナントなく…わかってたけど、認めたくなかった。帰れないって…泣いてもいいですか?5歳のボク…



 ポジティブシンキング


 もとバレンシアダンジョンの最下層で、アイテムボックスから出した 箱馬車に乗り、人族の子ども1人と 元古竜の小竜1匹と 元ダンジョンコアの幼体1羽?は 今後についてミーティングを行なった。

 箱馬車は、マジックアイテムで ワンルームマンションになってて、ダブルベット1つと コの字形ソファテーブルセット、簡易台所セットと冷蔵庫、バストイレ付き 勿論トイレと風呂は、別室。

 朝ごはんに、出来立て 海老アボカドサンドイッチと ポタージュスープ、目玉焼きセットを もぐもぐ食べている。

 「わっち、ココにすんでいいかな?よろしくお願いしたいんけど」丸いハムを一枚 必死で攻略しながら、妖精は言う。

 「キミって、名前はないの?(ちょっと迷って)妖精だよね?」と 尋ねると、「コア!クサってもダンジョンコア!……まぁ、今は 力ないけど、其の内に 力も溜まって、何処かいいところに ダンジョンを創る。ソノためにもさ、わっちも セナっちに、着いていきたいし セナっちに、名前つけてくんない?」

 「オレもだ。セナ様に 名前をつけて貰って、一緒に このダンジョンを攻略して、外にでたい」

 ボクは、考えた。そして、小さな妖精は パピア、ちんまり紅い林檎は ティニィと名付けた。

 名付けた途端 全員が、同じく白く発光した。

 「ボク達 仲間になったね!これから ヨ・ロ・シ・クね!」一緒に 朝ごはんを食べたら、もう 仲間だよね?


 

 最下層から、上に向かい 普通のダンジョン攻略と、間逆の方法になる。ボクは、皆を鑑定してみた。


 ステータス


【名前】 ティニィ・クリサンセマム

【種族】 小さい古竜

【称号】 爆炎竜

【年齢】 ・・・・

【職業】 セナ専用護衛

【レベル】1000

【HP】 10000

【MP】 MAX

【スキル】爆炎竜の嗜み等々


 おーっ!すっごい強そー!そして、テキトーなステータス画面だなー?

 


【名前】 パピア・シプリペディウム

【種族】 ダンジョンコア

【称号】 ちっぽけ

【年齢】 ・・・・・

【レベル】MAX

【HP】 MAX 

【MP】 MAX

【スキル】ダンジョンコアの嗜み等々


 こっちも めっちゃ強そうけど、[嗜み]って?何なん?でも、ソコは 多分考えたらダメなヤツだろう……スルーしよっと!



 「食後のお茶は、何がいい?コーヒー?紅茶?」ティニィとパピアに、好みを尋ねると

 「オレは、甘いコーヒー!」

 「わっちは、甘い紅茶!」仲良く[甘い]がついてる!さっそく、クッキーと飲み物を 出してあげる。 

 「二人?は、アイテムボックスとか 持っているの?あとは、コレから 一緒に行動するのに、何か必要なこととかある?」

 「わっちは、基本特にないかな?寝る時以外は、ずーっと セナっちと、一緒にいるし!」

 「そだね!オレも ずーっとセナ様と、一緒で!」ティニィは、スーッと飛んで ボクの右肩にとまった。パピアは、ティニィの背中に 座る。多分これから それが定位置になるらしい。

 「うふふ…じぁ出発しようか!」

「「ハイっ!」」仲良くハモった!

 馬車を アイテムボックスになおして、29階層への 階段を昇る。

  

 読んでくださりありがとうございますm(_ _)m

ポチポチ投稿に なれてきたかも?そして やっぱり イロイロやらかしていたら すみませんm(_ _)m 笑って 暖かくスルーお願いします♪

良かったら[いいね]と [拡散希望]も ヨ・ロ・シ・クです♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ