寄せ集め隊
寄せ集め隊
雪国王都の 冒険者ギルドで、傷薬の薬草と 熱冷ましの薬草を、沢山出した。オークは 3頭剥ぎ取りしていないヤツ(ボク小さいので 剥ぎ取り、大変だからね)。あと、ワイバーンを1頭、コレも剥ぎ取りしてないヤツ。ハグレを じいちゃんと ジョコビッチ師匠と、3人で倒したと 職員さんには、話した。剥ぎ取り賃は サービスしてくれて、とても 喜ばれた。
冒険者Dクラスの ノルマは、暫くは大丈夫そうだった。冒険者ギルドから 旅に出立した。じいちゃん達が 一緒なので、王都の門番も 何も言わなかった。山脈の大陸の旅をする人は 証明書代わりに、冒険者ギルドカードや、商業ギルドカードを持っている。大人2人は、商業ギルドカードを 持っていた。ソレを持っていれば、例えばボクなら 薬草を商業ギルドにも、買い取って貰える。そして驚いたことに じいちゃんは、王城で 回復魔術師として、働いていたそうだ。ハイヒールと キュアも使えるけど、王城のドロドロした人間関係が 嫌になって、民間の平民薬剤師に なったそうだ。息子さんが あとを継いで、孫も もう成人式してるから、自由気ままに 薬草採取したりして、国中を旅していた時 ボクに会ったそうだ。王城に 勤務するの、大変そうだよね?気持ち わかる気がするよ。
ジョコビッチ師匠も、同じような 人間関係面倒タイプなので、気が合うらしく 新しい道具や、エリクサーの話しで 外道から、馬車が脱線しそうになったりして ワイワイと、旅路は進んで行った。それから ボクは 時々、ルークに乗る。身長や 体型的に、ポニーの大きさの ルークはちょうどいいんだ。乗馬も 上手くなっていた。あと 山越えは、とても 大変らしいので、カゼひかないよう 注意したい。じいちゃんが 回復魔術師で とても、安心だ。
山道の前の 最後の村で、3つの商隊が ある程度、人数が揃うように 待機していた。盗賊団や 山賊、魔物と 対抗するためだ。商隊1の 護衛の人数が、少ないと 数の有利で、押し込まれて 全滅しないように。ボク達から、少し遅れて来た商隊と 合わせて、5つの 馬車隊で、護衛の冒険者は、30人いた。もう、軍隊だ。一番強い冒険者は Aクラスの人で、エルフの 弓使い。後は Bクラスが、12人で Cクラスが、17人 強い戦力だそうだ。Dクラスの、ボクは 戦力外通告を 受け、馬車の中で おとなしくして、もしもの時は 人質になったり 誘拐されないよう、素早くかくれなさいと、注意を受けた。頼もしくて 親切な、申し出だ。5つの 馬車隊は、列を乱さず 村をゆっくり出立した。山の麓で、ハグレの ビッグボアと、魔狼3頭に エンカウントしたけど、エルフのヤリで グサグサ倒されていた。冒険者達は 捌くのが、とても上手く ボクは、見学させて貰った。魔物も 動物も、基本は 一番に、必ず ちゃんと心臓が、止まって 死んでいるか、確認しなければ 近づかないこと!失神や 気絶などでは、反撃されてしまうからだ。冒険者の事故は、戦闘のあと 素材を剥ぎ取るときが 油断からの大怪我や 死亡が、あとを たたないそうだ。ボクも キモにめいじるため、心にメモしたんだ。魔物を剥ぎ取る時、血抜きが必要なので 出来たら、川のそばがいいと、獲物を 木に吊り下げるようにて、血抜きをしていた。川がなければ 臨機おうへんに、あるものを使用するのだ。皮を 剥いで、胃や腸を 傷つけないように、ナイフを 入れる。内蔵の中見で 肉等汚染させない為だ。流石みなさん 慣れていて、ビッグボアなど 30分かからず剥ぎ取られていた。ボクは 本当に、勉強になった。剥ぎ取り場所からは 迅速に離れる。血の臭いに 他の魔物が寄って来るからだ。馬車隊は 山麓で、一か所に集まって 襲撃に備えた。




