紫も悪くない
吉原というワードが出てきます!
苦手な方はバックお願いします!!!
「ただいま帰りましたーー」
情報社のドアを開けて空が中に向けて言う
ガラガラ
すると奥から夕陽が出てきた
「おせぇよ ほら。早く来い」
と、手招きした
中には不倫調査に関する資料が沢山あった
「こんなに、、、何かあったの?」
「まあまあ!まずはご飯から、、ね?」
空の話を遮るようにして、忍は夜ご飯の提案をした
それを聞いた夕陽は空を台所へ案内した
「え?ほんとに僕が作るの?」
空のその問いに夕陽は目を丸くして
「当たり前だろ?何言ってんだ」
と言い放った
「僕、、料理できないんだけど、、、」
「だーいじょうぶ!何とかなるよ」
忍は明るく言って台所の戸を閉めた
1人台所に取り残された空はその場にある食料を見て
ため息をついた
「さーーーーて」
「長いわ」
忍の長い意気込みに夕陽のツッコミが飛んだ
「しかし、これはまた複雑な不倫だなぁ」
忍が難しい顔をして資料を見る
「吉原が絡んでくるのはさすがに厄介だよね」
朝陽が忍と同じような難しい顔をした
「さすがに吉原に空くんを行かせられないよねぇ」
「いや、行けるでしょ」
「え?」
「え?」
、、、、、、、
「いいから、そういうのいいから
とにかく、空の作った料理食べたら行くぞ」
夕陽の言葉に謎の掛け合いをしていた2人も頷いた
「、、、、で。空くん」
「、、、、、はい。」
「これは何かな」
4人の目の前にあるのは異様なオーラを放った鍋
「おい。、これなんで紫色してんだよ」
夕陽が鍋(?)を見て言った
その横に座っていた朝陽も
「ねぇ、、これ食べて大丈夫なやつなの?」
と、顔を青くして言った
「ま、、まぁ!とにかく食べてみようじゃないか」
忍が箸を震わせながら鍋(?)に手を伸ばした
そして長細いナニカを掴んで口に入れた
「っ、、、!!」
「おいっ!忍!」
忍は下を向いたまま動かない
「ちょっと、、忍さん、、?」
空は横で動かない忍を少し押してみた
「、、、うまい」
「えぇぇ!?!?」
忍のその一言に3人は一斉に箸を伸ばした
「「、、うまい」」
「え!?、なんで!?」
「なんでってお前が作ったんじゃねぇのかよ!!」
「空くんこれ、もの凄くおいしいよ!!」
空のその鍋の味は優しい素朴な味だった
「いや、僕もよくわかんないんだ
台所に置いてあったもの全部入れただけなんだけど」
「よくそれでこんなものができたね、、、」
忍が紫色の鍋を見て言う
「よし!それじゃあ行きますか!!」
「行くってどこへ?」
空は忍に聞いた
「もちろん吉原だよ」
その聞き覚えのない名前に空は首をかしげた
「吉原?」
意外と紫も悪くないかもですね笑
次回から吉原編になります
苦手だなーって思った方はバックお願いします!!
面白いと思った方はこれからもよろしくお願いします!!!
もうすぐ年越しですねぇ、、、、
良いお年をー!!!