名前の由来は大切に
由来とかってなんか聞いてくる宿題とか小学校のときあったなあ、
「レア!レア!どこだー!!」
(どこだっ、、どこに、、)
別居の中も小屋の中も屋敷のどこを探してもレアは居なかった
(まさか、、)
そう思ってレオが足を向けたのは森の中だった
普段は木でよく見えない足元も後ろの屋敷が燃えているおかげか辺りがよく見えた
(レア、、)
あんな細い小さい体でどこまでも走れる訳が無い
そう思い木の影や草の中細かいところまで永遠探し回った
(お父様のあの言葉が本当なら俺の本当の血の繋がった家族はレアだけだ、、それを知っていながら今まであんなとこに入れて、、!!いや、それに気づかなかった俺にも罪はあるよな、、)
突如、走り続けるレオの耳にパシャと水の音が聞こえた
その音が聞こえた方向に足を進めると湖があった
(っ!!湖!?)
月に照らされた湖がだった
レオは水の中に躊躇なく入ると痛い目をこじ開けて水の中を見た
するとそこには目を閉じたレアが
レオはレアを抱き上げて地上に引き上げた
「レア!レア!」
肩を揺らしても頬を叩いてもレアは反応しなかった
吸血鬼は聖水には弱いがこんな森の中の湖は大丈夫だ
どこかに傷があるのではと思い探してみると首に赤い線が一筋入っていた
それは父が剣をかざした時にできた傷だった
レオはさらにあの父親を恨んだ
『ヒール』
レオがそう唱えるとレアの体にあった様々な傷はみるみる治っていった
「うっ、、、」
「レアっ!!」
小さく呻き声をあげたレアがうっすらと目を開けた
「レア、、すまない、、俺が、もっと早く気づいていればっ、、、」
「レオ、、あやまらないで?こやにレオがきたとき、ぼくすごくうれしかった。ぼくのためにここまでしてくれてありがとう」
「当然のことをしたまでだよ。1つ聞いていい?」
「なに?」
「メイド長をなんで殺したの?」
「っ、だめだった、、?」
「ダメじゃないよ。レアが殺していなくとも俺があの場で殺していたさ」
「だって、、だって、あのひと、!レオのこともやしきにとじこめたって!ぼくにそういったんだ!!それが、、ゆるせなくて、、きがついたら、、」
レオはそれを聞いてレアを力強く抱きしめた
「ありがとうっ、、レア、、俺のためにっ!殺されるようなことをして、、俺はあれを見た時死んだと思ったんだぞ!」
「うん。ごめんね」
「これからはずっと一緒だから」
「、、、ほんとに?」
「嘘じゃないよ。」
「いいの?」
「ああ。これからはこれまでの分を取り返すぐらいいっぱい遊んで、、ずっとずっと死ぬまで一緒だっ、、」
「うんっ、、うんっ!!」
夜の湖に2人の幼い吸血鬼の泣き声が響き渡った
その姿は月に照らされとても綺麗に輝いていた
現在
「そんなことが、、、」
王様の話を聞いて放心状態になった
あの2人にまさかそんな過去があったなんて
「ああ。そして、その時をぶち壊すようにしてその場に来たのが、、」
王様がそう言いながら目を向けたのが
「僕ってわけ!!」
なんだそのドヤ顔
ああ、ほら茜も泣いてたのに涙枯れちゃってるじゃん
空気白けてるよ
「ちょっと。なにこの空気。」
「君には感謝してるよ。レオとレアに新しい人生をあげてくれて」
「あ、それって、もしかして名前をつけたのって忍さんなんですか?!」
僕は2人に会った時の時のことを思いだした
拾ったの意味がよく分からなかったけど、こういうことだったんだ
「そうだよ。たまたま魔界に来ていて2人を見つけたから拾ったんだ」
「え、抵抗とかされなかったの」
「ふっ、、めちゃくちゃされた」
「だろうね」
「でも、そこは僕お得意の体術でちょちょいのちょいさ!
そんで、2人が今の名前はいらないって言うから朝陽と夕陽って名前つけたんだ」
「なんでその名前にしたの?」
茜が一応、というふうに聞くと忍さんは座り直して
「なんとなく?」
といった
その瞬間、部屋の扉がバンッと開いた
「お前!なんとなくでつけたのか!?俺らの名前をっ!?」
朝陽くんに支えられた夕陽くんが入ってきた
「ちょっと夕陽!まだ暴れたらダメだよ、、」
「ああ、朝陽、ごめん。いやでも、なんとなくって、、そんなのアリ?」
「アリなんだよこれが」
ナシだろ、と多分ここにいる忍さん以外全員が思った
「さて、それじゃあ夕陽と朝陽も来たわけだし、僕達はお暇するよ。」
「ああ。またいつでも来てくれ。君たちなら大歓迎だよ」
「はいはーい。」
「あ!ちょっと!先に帰るとかダメだぞ!国王さんまたね!」
忍さんが軽々しく返事をしながら部屋を出たのを追いかけるようにして茜も部屋を出ていった
「じゃあ行こうか2人とも」
僕が2人と部屋を出ようとすると後ろから声がした
「レオ、レア、、また、な」
僕は2人の方をそっと見た
夕陽くんが朝陽くんの手を握りしめているのが分かった
「はい。それでは」
と、夕陽くんが返事をしたのを聞いて朝陽くんがドアを閉めた
この3人にはまだまだ時間が必要だなと僕は部外者ながらそう思った
それと同時にこの話は2人の前ではしないでおこうと思った
それはきっと茜も同じだと思う
意外と空気読めるから茜は
「2人とも。帰りにケーキ買って帰ろうよ」
「え、なんで?」
「え、と、退院祝い?」
「いや、意味わかんねぇ」
「じゃあ僕はいちごのケーキかな」
「え?朝陽買うの?」
「だって、お腹すいたから」
「じゃあ僕は、、」
あれ、何買おう
というかケーキってどんな種類があるんだろう
提案したのはいいけど思えば僕ケーキとか食べたことないかも
「おーい!3人とも!はやく!」
悩んでいるとエレベーターの中から茜が手を振っていた
「今行くよー!」
そうしてエレベーターの中にはいると茜がボタンを押した
「ちょっとまって、今度は大丈夫だよね、、?」
「あ、、」
ガクンとエレベーターがすごいスピードで上に上がった
今度は重力がすごいいいいいい
「ああああああああああ!!!!」
「茜っ!ふざけんな!!何してんだお前!」
「だって!忍がボタン押してって言うから押しただけ!」
「文の意味が分からないよ!?」
「忍ふざけんなああああ!!」
ちらっとしのぶさんを見ると既に魂が抜けていた
ほんっとに、この人はろくな事しないんだからっ!!
はい!これにて朝陽夕陽編しゅーりょーです!!
いやぁ、、がんばったわ、
指が
次回からはのんびりギャグ回でもしますかねぇ、、
その裏で今度は忍さんの過去話書いていきます
シリーズ化するのでよろしくお願いします!
では、面白いと思った方はこれからもよろしくお願いします!




