レオとレア
なんか、ぐりとぐらみてぇ
2年前
『レオ・セクストン王子殿下のご入場です!!!』
その日はレオの誕生日だった
いつもより豪華に飾られた王宮の広間にはたくさんの貴族たちが集まっていた
パーティ会場から伸びる白い階段の上に王族のみが入れるスペースがあった
レオはそこの真ん中に据わり下を眺めていた
「レオ。誕生日おめでとう。素敵なプレゼントを用意したから、後で受け取りに来てね」
「兄さん!ありがとうございます!!」
「あら。私も用意したわよ?レオにとっても似合うと思う宝石を見つけたの!今度それをつけて一緒に出かけましょう?」
「はい!もちろんです!姉さん!」
レオはとても元気で明るい子だ
それは今も変わらないと思うがね
「レオ。こっちに来なさい」
「お父様!お母様!」
「みんながレオのために特別なプレゼントを用意してくれたみたいなのよ。気に入ったものがあれば言うといいわ」
「はい!お母様!」
「レオ。セクストンの名に恥じぬように生きるのだぞ」
「もちろんです!お父様!」
その仲睦まじい光景に下で見ていた貴族たちはほんわかとそれを見ていた
事実、私たちは仲の良い家族だったと思う
ただ、レオだけが知らない事実があるだけだった
「少し風に当たってきます。」
「気をつけてね。レオ」
「はい!」
一通りプレゼントを見終わるとレオは疲れたのか外に出た
パーティ会場から一変して王宮の庭はとても静かだった
(それにしても、お父様がくださった魔法石、、、大事にしよう、、)
レオが父から貰った魔法石をまじまじと見ていた時だった
ドンッと花火が上がった
「うわぁ、、、!!」
それはなん発も何発も上がって空を明るくさせた
「、、、、ん?」
空が明るくなったせいかレオは普段は行かない別宮の横の小さな小屋に目がいった
(あそこにあんな小屋あったんだな、、、)
「え、、、、」
レオは見間違えかと自分の目を強く擦った
その小屋の中には自分と瓜二つの少年がいたのだ
花火が上がっている間レオはその少年に釘付けになった
その視線を感じたのか、少年が窓の外を見た
目が合った
一瞬だったが確実に目が合ったとレオは思った
その子の目は片目が髪で隠れていたが、その目も自分とよく似ていると思った
(今のは、、なんだ、、?)
「レオ。どうしたの?」
「お姉様!今!あの小屋に子供がいたんです!俺と同じぐらいの!いや、顔もとてもよく似ていました!!あの子は誰なんですかっ!?」
すると姉の顔はみるみる青ざめた
「お姉様、、?」
「なんでもないわ、レオ。それはきっと見間違えよ?今日は一日中貴族たちの相手をしていたから疲れが出たのよ。もう部屋に戻りなさい?」
「そう、ですよね。俺がもう1人なんて居るはずありませんものね!」
そうしてレオは姉に言われた通り部屋に戻り着替えて休んでいた
「なに!?レオが!?」
「はい。あの小屋の中を見たと、、」
「それで?気づいたのか?」
「いえ。何も気づいてないようでした。」
「そうか、、それなら良いのだが、、
我が一族の汚点をレオに見せる訳には行かない、、」
一方レオは部屋でゴロゴロしながらさっきのことを考えていた
(あの小屋、、行ってみようかな、みんなまだパーティ会場から出ないだろうし、、気になったことは確認しろって先生も言ってたし、!)
レオは窓から魔法を使ってぴょいっと飛び降りると小屋の方へ小走りで走った
「ここか、、、よいっしょ、、、」
思い木のドアを開けると中にはホコリが積もっており掃除がされた形跡はひとつもなかった
たったひとつの窓の横に小さなベッドが置かれていた
「、、、だれ?」
「っ!!!」
レオは叫びそうになる口を必死に押えた
そこに居たのは髪色こそ微妙に違うものの、確かに自分と似た顔をした少年だったからだ
「だれ、、?」
「っ、、、俺は、レオ・セクストン、、君はだれだ、、」
「ぼくは、、レア、、」
「レア、、、その目、、」
レオは王族だけに継がれる赤い目を見た
「君は、、王族なのか、、?」
「おう、ぞく、、?」
レアはその言葉にコテンと首を傾げた
(どういうことだ、、あの目は王族の目だぞ?この子は王族だと言うのか、、?だとしたらなぜこんな所にいる、、)
レオが戸惑っているとレアがベッドから降りてレオに近づいた
「ぼくは、いちぞくのおてんなんだって。だからここにいるんだ」
(考えが、、、読まれているっ!?)
「そうだよ、、ぼくはね?ひとのかんがえてることがわかっちゃうんだ」
「っ、だとしてもだっ!こんな所にいるのは間違っている!まってて!今お父様に言ってくるから、!!」
レオがそう言って走り出そうとするとレアがその手を引っ張った
「だめだよ。そんなことしたらきみがへんなこといわれちゃうよ。だからだめ」
「じゃあ、、どうしたらいいんだ、、その怪我だけでも手当した方がいい。大体、誰にやられたんだ、、」
「わかんない。くろとしろのふくをきたおんなのひと」
「、、、そうか」
レオはレアの無数にある怪我に次々と布を巻いていった
「また明日来る。今度はちゃんと治療してあげるから」
「よくわかんないけど、、またね?」
「ああ。」
これが、レオとレア、、夕陽と朝陽の出会いだった
うわああああ!!テスト週間だあああ!!
いやだああああ、、、、
数学ふざけんなよ、、
意味わかんねぇよ、、
では、面白いと思った方はこれからもよろしくお願いします!!!




