最後まで気を抜くな
遠足とかそうよね
「僕と戦う、、?」
空は目の前の優を観察していた
(この小さな子が僕を拐う指示を出していたのか、、)
「凛月」
「あいよ」
優が凛月に合図を送ると凛月が指をパチンと鳴らした
すると優と空がその場から消えた
「ちょっと!空をどこにやったのよ!」
「茜。落ち着いて大丈夫だから」
凛月の胸ぐらを掴む茜を忍はポイッと引き剥がした
「優と空くんには異空間へ飛んでもらった。あんたがいる限り能力は使えねーからな。安心しなここはただの部屋だよ。」
凛月はめんどくさいとでも言うように言った
凛月は1人床に座って頭を掻きむしった
(ったく、、まだ早いと思うけどな、、、)
異空間
「僕と戦ってどうするの」
「どうもしない。ただ、確かめたいだけだ」
「確かめるって、、何を?」
空がそう言うと優が微かにぴくりと動いた
「、、、まさか。あのくそ天使共から何も聞いてないのか?」
二人の間に妙な沈黙が流れた
優は、はあ、とため息をつき、こう言った
「お前と私は以前、会ったことがあるんだよ。まあその時はお前はお前じゃなかったけどな」
優のその言い方に空はもっと頭を困惑させた
「え?どういうこと、、、?ちょっとまって?っ、、!!」
その時空は確かに感じた
僅かな空気の揺れ
咄嗟に右に避けると自分がさっきまでいた場所にナイフが刺さっていた
「ほら。やっぱり覚えてるじゃないか。中身は変わっても体は動くんだな。」
空は変な汗をかいた
(なぜ、今この攻撃を読めた?なぜ避けられた?
僕は、、この攻撃を、、知っている、、?)
考えているうちにも攻撃は飛んでくる
優の破壊能力は右手で標準を合わせて壊す
ということを空は何故か知っていた
だから右手の動きに注意しながら動いていた
白い部屋で2人の足音と壁や床が壊れる音だけが響いていた
空は血液を糸のように操ってその糸を踏んだり飛ばしたりして優のナイフ攻撃を避けていた
しかし、それすら優には想定内という感じだった
「っあ、、しまった、!」
空が移動しようとした壁が壊され空の思考が止まった瞬間、優のナイフが空の服の端をつるし上げる
「もっと強くなってくれ。私に追いつけ。」
優はそう言いながら空についたナイフを外そうとした
「っ、、」
ナイフを外そうと伸ばした右手の掌から赤い線が伸びていた
空の血液だった
優は驚いたように目を見開いた
「これで、、引き分け?」
「、、そうだな」
優は右手を見ながら
「やはり私は、、完璧にはお前に勝てないんだな」
と、自虐のような笑みを浮かべていた
「尾崎空。覚えておけ。お前は強い。だが、能力の使い方をまるで分かってない。血液操作は変形自在の能力だ。能力の幅を広げろ。そうしないと、お前、また誰かになるぞ?GLAYを忘れたくなければ強くなれ。分かったな」
空には優が自分より年下だと信じたくなかった
それに、また誰かになる、という言葉の意味もよく分からなかった
「君は、、どこでいつ、僕とあったんだ、、?」
「、、、正確にはお前の前のお前だ。そいつの名前は葉桜優馬。2年前のお前だ」
「え、、それって、どういうこと、、」
優は自身の手を止血しながら空の方を見てこう言った
「それを調べるのはお前のいる情報屋が1番得意なんじゃないのか」
それを言い終わった優はパンっと手を叩いた
「空!!忍!空が目覚ましたぞ!!」
気がつくとそこは見慣れた場所だった
あの後、優が手を叩いてからの記憶がなかった
ここがいつものGLAYの寝室だとは分かったがいるはずの2人がここにはいなかった
「朝陽くんと夕陽くんは、、?」
「空が目を覚ましたら迎えに行こうと思っていたんだ」
奥から忍が水を持ってこちらに歩いてきた
「おはよう空くん。どこか痛いところはないかい?」
「大丈夫です。不老不死ですから、怪我はすぐ治ります」
「うん、そうだったね。君はそうだった。鍋作ったんだけど食べる?」
向こうの部屋の散らかった机の上にはよく見る鍋が置いてあった
「食べます!お腹すきましたから!」
「私も食べる!」
「はいはい。なんだかお母さんにでもなった気分だよ」
忍がそう言うと茜が険しい顔をした
「忍がお母さんとか絶対やだ」
「え!なんで!?」
「いや、、なんか、なんかやだ!」
「1番傷つくやつ!!」
空はそんな言い合いをする2人を見ながら忍に声をかけた
「忍さん。2人はどこにいるんですか?」
「魔界」
「魔界!?」
その衝撃の言葉に空は持っていた箸を床に落とした
「え!大丈夫なの!?それ!」
「安心して。2人は魔界でいちばん安全なところにいるはずだから」
「ならいいですけど」
「ちょっと、信用してないでしょ」
「してますよ、、あ」
空がふと鍋の方を見ると茜が何やら怪しいものを入れようとしていた
「ちゃんとまって!やめて!それ絶対食べたらダメなやつ!」
GLAYに空の悲鳴が響き渡る頃、天界では、、
「セレネ、、大丈夫かい」
「申し訳ありません。お兄様。」
薄暗い部屋でミカエルは妹の傷を治療していた
「いや、いいんだ。チャンスはまだある」
「なら、もう一度私にチャンスを、、!!」
セレネは涙目で兄の手を掴んだ
それをミカエルは自身の手で優しく包み込んだ
「、、、今度こそ手に入れてみせる」
有栖川 大和
ブラックリスト首領
年齢29
能力 言霊(言ったことがほとんど起こる。むちゃくちゃな場合は失敗する)
忍とは昔に色々あった模様、、
身長は178
忍からは巨人扱いされる
終わったぞおおお!!!
次からはいよいよ過去編ですねぇ
頑張って書くぞ!!
では、面白いと思った方はこれからもよろしくお願いします!!!




