2人はどこへ
今日は曇ってましたねぇ、、
「え?空くんと朝陽来てないの?」
「きてねーよ。何回言ったら分かるんだ。ついに老化か?」
「僕はまだ23ですー」
「はいはい。しってますー」
空と朝陽の帰りが遅いことを心配した忍は下のメイド喫茶へ来ていた
外はもう真っ暗だった
「全く、どこに行ったのやら、、、何か知らないのー?
恋華ぁぁぁ」
「とりあえず帰って貰えますかー?鍵閉めたいんですけど」
恋華と呼ばれた少女は椅子に座って足をプラプラさせている忍の前で鍵をクルクルと回している
少女は喫茶でバイトをしている高校2年生
金髪ロングという不良の代名詞のような容姿をしていた
「はあああ、、じゃあしょうがないなぁ、、また明日ねー」
「二度とくんなー」
忍はほぼ恋華に追い出されたような感じで外に出た
星も月も見えない真っ暗な空だった
「はぁ、、、、」
(夕陽と茜が寝てるから一応鍵は閉めていくか、、、)
さすがにあのふたりが強いからと言って鍵を開けて出ていく訳にはいかない
忍は玄関の鍵を閉めて空達が行きそうな所を探すことにしてみた
白銀
「はあ?空?来てねぇよアホかてめぇ」
林工房
「空くん?いやぁ見てないねぇ、、
そうだ忍ちゃん。今度1杯どうy」ガチャン
新聞社
「いやぁ見てませんねぇ。なんすか記事にしてもいい感じのやつですか?、、すいませんごめんなさい嘘です」
(空くんここに来てからまだ日が浅いからな、、
そんなに知らないと思うんだけど、、、、、あ)
忍はくるっとメイド喫茶へ方向転換した
(いやぁまさかね?流石にあんなとこに行かないでしょ)
「あ、恋華ちょっとまって」
喫茶へ行くとちょうどガレージを下ろした恋華がいた
恋華は忍の顔を見ると「うげ」というわけが分からない声を出した
「お願い。エレベーター開けて?」
「、、、、はぁ、、今度パフェ奢れよ」
「さっすが恋華」
閉じていたガレージを少し開けてその隙間から入りエレベーターを起動させる
「じゃあ鍵は渡しておく。パフェ忘れんなよ」
「もっちろん」
そう言って忍は1人エレベーターにのり、夜の街へと繰り出した
吉原
(さすがにいないよな、、、、)
そう思いながらも先日助けた星がやっている団子屋へと足を運んだ
「星さーん。いる?」
忍が中にそう呼びかけると星とその旦那の源三郎が出てきた
「あら、忍さん!どうしたの?」
「空くんと朝陽見てない?さっきからいなくてねぇ」
「いやぁ見てないな、、見た?星」
「いいえ、、見ていないわ。ごめんなさいね力になれなくて」
「いやいや、いないって分かっただけで十分だよ」
そう言って忍はヒラヒラと手を振りながら店を出た
(吉原にもいない、、か
じゃあ一体どこへ、、、まさか、拐われた?)
空は不老不死
その特異体質を我がものにしたいものは大勢いるはず
(どこがで会話を聞いてたやつが広めた可能性も、、、)
そう考えながら忍は早足に吉原を後にした
(となれば、、考えられるのは上か、、それとも横か、、)
忍は真っ暗な空に目をやり、そしてゆっくりと目の先に見える黒いビルに目を動かした
(さあ、、どっちだ)
今日、外へ行った時、なんか寒いなーと思ったらマフラー巻いてなかったんですよね、、、
マフラーの偉大さを知りました、、笑
では、面白いと思った方はこれからもよろしくお願いします!!




